2月3日(金)
霊的な言語
Spiritual Incantations
「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。」(ローマ8:26)
使徒2章では、使徒たちとイエスの他の弟子たちが、五旬節の日になって、エルサレムの屋上の部屋に集まっていました。すると、驚くべきことが起こりました。彼らはみな聖霊に満たされ、聖霊が言葉を与えるままに他の異言で話し始めたのです。
その場にいた人たちの中には「ただ単に酒に酔っているだけだ」と嘲り人もいました。しかし、真実は、彼らは霊的な言葉を唱えていたのです。彼らはいったい、何を言っていたのでしょうか。
嘲る者たちにとって、この弟子たちは「口ずさむ」ことにしか見えなかったのです。しかし、これは、預言者イザヤが、イザヤ書28章11節で預言したことでした。「まことに主は、もつれた舌で、外国のことばで、この民に語られる。」 それは、イザヤが新しい契約の素晴らしい祝福について理解し、表現できる最善の方法だったのです。嘲る者たちは、旧約聖書に書かれているこの事実について何も知りませんでした。
預言者イザヤは幻の中で、聖霊の啓示によって「口ごもる」言葉、またはこれに似た特定の非自発的に繰り返されたりする言葉を聞いたかもしれません。しかし、パウロはもっと深い洞察力を持っていて、私たちにその「どもり」や「口ごもり」の音を通して、私たちが奥義の言語で神の知恵を語っていると教えています。「私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです」(第一コリント2:7)。
つまり、私たちが異言で話すのは、聖霊の計らいによるもので、単なる無意識の暗唱や繰り返しではありません。これは霊的な力を持った音なのです。一般的な表現で、私たちは呪文を言うとき、その言葉を通して神秘的な効果が現れると思います。私たちが異言で話すのはこのことなのです。
あなたは異言で祈っている間、ただ一つの音節を繰り返していることに気づくかもしれません。そこで辞めないでください。あなたは聖霊の言語を唱えているのです。聖霊の組織された言葉と音で、あなたの人生や物事を永遠に変える神の計画を語っているのです。
祈り
愛する父よ、異言と聖霊の言葉を語る祝福に感謝します。今、異言を語るとき、私は聖霊によって計らわれた言葉と音で主の計画を語り、人生の重要な問題に関して主の御心、計画、目的を語ります。私は人生とすべてにおいて主の完全な御心を実現させます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参照聖書
(第一コリント2:7)私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。
(第一コリント14:2)異言を話す者は、人に話すのではなく、神に話すのです。というのは、だれも聞いていないのに、自分の霊で奥義を話すからです。
(第一コリント14:14)もし私が異言で祈るなら、私の霊は祈るが、私の知性は実を結ばないのです。