2022年6月30日(木)
選ばれた民族
The Chosen Race

「 ユダヤ人にも、ギリシヤ人にも、神の教会にも、つまずきを与えないようにしなさい。」(第一コリント10:32)

イエスが来られる前、神はこの世にユダヤ人の民族と異邦人の民族、すなわち二つの民族しか認めておられませんでした。ユダヤ人とは、アブラハムとその子孫に対する神の選びと約束の結果の子孫でした。ユダヤ人以外の人は、どこから来たかに関係なく、みな異邦人でした。しかし、イエス・キリストが来られて、マタイ16章18節でこう言われました。「…わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。」

エペソ1章22―23節で、主はその教会とは何であるかを教えてくださいました。「また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。」教会は主の体です。エペソ5章30節では、「体」が何から構成されるかを教えています。私たちはキリストの体の部分であり キリストの肉と骨なのです。イエスはご自身の教会、つまり主の体を建てると言われました。そして私たちはその体の一部なのです。ハレルヤ! 第一コリント12章27節には「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです」とあります。

教会民族は、ユダヤ人と異邦人の中から新しく生まれ変わった人々によって構成されています。「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし」(エペソ2:14)。キリスト・イエスには、ユダヤ人も異邦人もありません。「バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって、一つだからです」(ガラテヤ3:27-28)。

あなたも新しく生まれたときに異邦人としてあなたのアイデンティティは失いました。それと同じようにパウロも新しく生まれたとき、彼のユダヤ人としてのアイデンティティを失ったのです。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(第二コリント5:17)。あなたは今、教会民族の一部であり、神から選ばれた民族なのです。「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」(第一ペテロ2:9)

告白
私は、キリスト・イエスにある私の偉大な価値を知っているので、威厳を持って生きます。私は選ばれた者であり、王族で、特別な者なのです。私は、キリストとともに座って、あらゆる公義、権威、力、支配、そして、この世だけでなく、来るべきときにおいても、名前がある全ての名前にまさる人です。神をほめたたえます。

参照聖書
(ガラテヤ6:15)割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。

(第一ペテロ2:9)しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。