4月26日(水)
恵みの御座
The Throne Of Grace

「ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(へブル4:16)

旧約聖書には、贖いの座と呼ばれる場所があり、そこは恵みの場所でした。大祭司は神の箱がある至聖所に入ると、栄光のケルビム(天使)の間で神に血を捧げ、その贖いの座の前に語りかけました。

しかし、ヘブル4章で、パウロは新約聖書における神がなさったことを理解させるために、ユダヤ人のクリスチャンに手紙を書いたのです。「…私たちのためには、偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから…」(ヘブル4:14)。イエスは私たちの大祭司です。他のすべての祭司は聖所で奉仕したのに対し、大祭司はただ一人、至聖所に入ったのです。

しかし、ヘブル4章16節には「ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」とあります。旧約聖書にあった贖い座は、今恵みの座と呼ばれています。つまり、恵みが今、位置づけられていることを意味しています。ハレルヤ! ローマ5章2節によると、私たちは信仰によってこの恵みの中に導き入れられたと述べています。

「御座」と訳されたギリシャ語は「スロノス(thronos)」といい、席を意味します。したがって、今日の御言葉の下線部は「大胆に恵みの席に近づこう」と読むことができます。私たちはもう仲介者を必要としないのです。私たちは今、キリスト・イエスによってこの「恵みの御座」にアクセスし、憐れみを得、必要なときに助けてくれる恵みを見出すことができるのです。

恵みの御座とは、恵みが王のように統治する場所です。その恵みの御座では、あなたは神に何も求めず、自分が欲しいものを「手に入れる」のです。この「得る」という言葉は、ギリシャ語で「ランバノ(lambanō)」といい、あなたがその場に行って、恵みをもたらすか、もしくは取るという意味です!

今日、あなたの人生の中で、恵みを必要としていますか。あなたはすでに、恵みが支配する御座の部屋に入っているのです。したがって、あなたの任務のための必要な恵みと、神との歩みの中で、より高いレベルの栄光を得るために、必要な恵みを大胆に取ってください。

告白
私は、キリストの豊かさ中で十分に満ち足りています。私の人生に対する神の恵みは、すべてのことにおいて私に十分です。恵みとは、適切な人と資源を引き寄せる神の力であり、その恵みが私を前進させ、成功と勝利のために位置づけるのです。神に栄光をお返しします!

参照聖書
(へブル4:14-16)さて、私たちのためには、もろもろの天を通られた偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから、私たちの信仰の告白を堅く保とうではありませんか。私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。

(第二テモテ2:1)そこで、わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。