His Goodness And Love

“・・・自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。”(マタイ5:44-45)

 ある人がこのように言いました。“神様は救われていない人々に対するとても恐ろしい怒りに満ちて、貧しさと病のような苦しい経験を持って彼らに裁きを与えられます。”しかしそれは、神様についての間違った認識です。神様は義人であろうとそうでなかろうと、全てに憐み深く親切な方です。主の本性はいつくしみと愛です。主は決して人々を痛みや苦しみによって打たれはしません。むしろ主は、いつも人々を癒され救われ祝福することを願われます。主は癒し主であり、回復者であり、傷付いたたましいと壊れた人生と、裂かれた関係を癒される方なのです。

 聖書には、これを裏付けるいくつもの話を簡単に探してみることが出来ます。目の見えないバルテマイの話は適切な例です。聖書は生まれたときから盲人であった彼が、自分の状態に満足することが出来ずに、イエス様に助けを求めて呼び叫び、主が彼の視力を回復されたと語っています(マルコ10:51-52)

 またイエス様と弟子たちが、生まれたときから盲人であったまた別の男に会った良く似た話もあります。弟子たちがイエス様にこのように聞きました。“「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」”すると主はこう答えられました。“「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現れるためです。わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを、昼の間に行わなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます。”(ヨハネ9:3-4) この男の人生に、目が見えないことを通して悪魔の働きが表れましたが、イエス様は彼を癒されることで、神様のいつくしみと愛を表されました。

 もしかするとあなたは、職業や事業、家族や学業、健康において今、このような試練に置かれているのかも知れません。あなたは今すぐにでも、神様の愛の恩恵を享受することが出来ます。あなたが一番先に知らなくてはいけないことは、どのような種類の苦しみであろうとも、それはあなたに向かう神様の御心では無いということです。主はあなたが勝利と、神聖なる健康と繁栄と義と支配の中を生きるために必要な全てのことをすでに全てなされました。ただ主の御言葉に“はい”と答えましょう。神様が、キリストイエスの中であなたのためにすでに成された事ごとを受け入れ、その光の中を生きましょう。

祈り
愛する天の父よ。今日私の人生と、世の多くの人々の人生に、癒しと祝福と奇跡を通して表れるあなたの愛と憐れみと恵みに頭をたれ、褒めたたえます。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン

参考聖句
Ⅰヨハネ3:8、使徒10:38