2023年9月12日(火)
エステルからの合図
A Cue From Esther

「行って、シュシャンにいるユダヤ人をみな集め、私のために断食をしてください。三日三晩、食べたり飲んだりしないように。私も、私の侍女たちも、同じように断食をしましょう。たとい法令にそむいても私は王のところへまいります。私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」(エステル記4:16MSG)

エステル記の第4章では、エステルが王妃となり、宮殿で素晴らしい生活を楽しんでいたことが書かれています。しかし彼女は、アハシュエロス王の内閣で高い地位にあった、著名だが邪悪な人物であるハマンが出した法令を知りませんでした。ハマンの計画は、エステル自身も含めてユダヤ人を絶滅させることでした。

エステルの叔父であるモルデカイが彼女にメッセージを送り、事態の悲惨さを伝えると、エステルの見方は変わりました。モルデカイは、ハマンが邪悪な計画を実行することを許せば、王妃であるにもかかわらず、彼女自身は助からないので、無関心であってはならないと警告しました。

モルデカイがエステルに投げかけた示唆に富んだ質問はこうでした。「…あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない」(エステル記4:14)。おそらくエステルは、その決定的な瞬間に変化をもたらすために、神によって宮殿の中で神聖な位置に置かれていたのでしょう。彼女はそれを利用し、民を救うために何かをしようと決めました。

たとえそれが法律に反し、死の危険を伴うことであったとしても、彼女は同族のために王の前に行くことを決めました。私はここでの彼女の決意が大好きです。「死ななければならないのなら、死にます。」言い換えれば、「命を奪うことになろうとも、私はこれをする。」ということなのです。それが彼女の勝利の瞬間でした!

エステルのように、福音とその中でのあなたの役割について、重大な決断を下さなければならない瞬間がやってくるでしょう。そのような決断を下す方を学ぶまでは、恐れがあなたを束縛し続けるかもしれません。そのような時こそ、恐れがあなたを束縛してはならないのです。

困難な課題、差し迫った危機や危険にかかわらず、神の言葉の真理を拠り所として立ち向かいなさい。他の人々のためにあなたの中にある神の恵みを認識し、用いて、勝利してください。真理に基づいて行動する勇気を持ってください。大胆な選択をし、正しいことを追求するためには、どんなことにも喜んで立ち向かいなさい。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、この世界に変化をもたらし、人々のために私が勝利できるように、機会の扉を開けてくださってありがとうございます。私は他の人々を勝利へと導き、彼らの人生と奉仕における目的を果たすために、与えてくださった豊かな恵みを認めて受け入れます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(ローマ15:1)私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。

(エステル4:14-16)もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」エステルはモルデカイに返事を送って言った。「行って、シュシャンにいるユダヤ人をみな集め、私のために断食をしてください。三日三晩、食べたり飲んだりしないように。私も、私の侍女たちも、同じように断食をしましょう。たとい法令にそむいても私は王のところへまいります。私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」