9月2日(金)
イエス・キリストは世の救い主
Jesus Christ—The Saviour Of The World

「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカ2:11)

イエス・キリストは世の救い主です。これは、すべての福音が基づいている私たちの信仰の信条の一つです。そのため、今日の御言葉はとても重要なのです。マタイによる福音書1章21節で、聖書は次のように述べています。「マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」

イエス・キリストは、最後まで人間を救うことができる唯一の方であり、すべての人が神聖な命を受けることができるように道を築いた唯一の方です。主は、ご自分をいけにえとして捧げることによって、世界を救いました。イエスはすべての人類の罪のために完全な対価を支払い、私たちの有罪判決の身代わりとなったのです。

聖書には「…神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで…」(第二コリント5:19)とあります。第二コリント8章9節には「あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです」とあります。イエスの身代わりの死は私たちのためでした。第二コリント5章21節には「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです」とあります。

イエスが十字架につけられたとき、主は十字架上で私たちとなられたのです。神は「罪を犯した者は、その者が死に(霊的な死)…」(エゼキエル18:20)と言われていました。ローマ5章12節には「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです」と書かれています。霊的な死とは、神から離れることです。イエスが私たちの身代わりとなられ、十字架にかけられた時、父なる神から離れることを経験されました。

しかし、神に感謝します! 人間の救いは、神の子羊であるイエス・キリストが世の罪を取り除くためにいけにえとして捧げられたときに完成しました(ヨハネ1:29)。 第一ヨハネ4章14節は「 私たちは、御父が御子を世の救い主として遣わされたのを見て、今そのあかしをしています」と言っています。ハレルヤ!

祈り
キリストなしで生きることは、神なしで生きることであり、滅びの中で生きることなのです。ですから、今日、神の民が世界中で福音を宣べ伝えるとき、天は義の雨を降らせ、救いが至る所に湧いてくることを、私は祈ります。罪人を義とし、栄光と真実の人生へと駆り立てるキリストの栄光の福音に、人々の心が開かれていくことを、イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(使徒4:12)この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。

(ヨハネ1:29)その翌日、ヨハネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。

(へブル2:3)私たちがこんなにすばらしい救いをないがしろにしたばあい、どうしてのがれることができましょう。この救いは最初主によって語られ、それを聞いた人たちが、確かなものとしてこれを私たちに示し、

(ヨハネ14:6)イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。