2024年2月21日(水)
イエスは聖霊によって私たちに来られた
He Came To Us In The Holy Spirit

「わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」(ヨハネ14:3)

今日の聖句で、主イエスが言われた「また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます」とは、どういう意味なのか、いまだに多くの人が悩んでいます。イエスの再臨や携挙のことを言っているのだと考える人もいるが、この節で言っているのはそういうことではありません。

イエスの言わんとしていることを理解するには、文脈の中に留まり、感覚ではなく霊によって、イエスのメッセージを理解する必要があります。この14章の全部読むと、イエスは同じ興味深い話を続けておられることがわかります。イエスは14:16節でこう言われました。「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。」

この 「もうひとりの助け主」という言葉は、ギリシャ語で 「アロス・パラクレトス(Allos paraklētos)」といい、同じ種類のもうひとりの助け主という意味があります。イエスはその時点で聖霊を「しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるようになるからです。」と紹介されたのです。(ヨハネ14:17)その当時、聖霊はどのように彼らと共におられたのでしょうか?聖霊はペンテコステの日に来るはずではなかったのでしょうか?

このことは私たちに何かを物語っているのです。イエスは聖霊のことだけを言われているのではなく、イエスご自身のことも言っているのです!その点を強調するために、主は冒頭の節に立ち戻られて言われたのです。そして18節では、こう言われました。「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。」主はいつ、どのように彼らのもとに来ると言われたのでしょうか?

20節でイエスはこう言われています。「その日には、わたしが父におり、あなたがたがわたしにおり、わたしがあなたがたにおることが、あなたがたにわかります。」イエスが言われた日は、何の日のことでしょうか?明らかに、聖霊が来られる日について言われているのです!だから、イエスが 「わたしはあなたがたのところに来る 」と言われたのは、「わたしは聖霊によってあなたがたのところに来る 」という意味だったのです。

神に感謝します!ペンテコステの日、神はその尊い約束を成就されました。「すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。」(使徒2:4)聖霊は今日、あなたの内に満ち満ちておられるのです。神を褒めたたえます!

祈り
愛する祝福された父よ、私の内に満ちておられる御霊と、その内住の結果として私の人生の栄光と素晴らしさをもたらして感謝します。聖霊によって、私の信仰は強められています。聖霊の教えと導きにゆだねながら、神の御心を行ない、私の人生に対する神の目的を果たすように、私の信仰はかき立てられています。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(ヨハネ14:23)イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。

(ヨハネ14:15-20) もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなたがたはわたしの戒めを守るはずです。16 わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。17 その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。18 わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。19 いましばらくで世はわたしを見なくなります。しかし、あなたがたはわたしを見ます。わたしが生きるので、あなたがたも生きるからです。20 その日には、わたしが父におり、あなたがたがわたしにおり、わたしがあなたがたにおることが、あなたがたにわかります。