We’re Pilgrims In The Earth

「もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。」(ヨハネ15:19)

エステルの時代、ユダヤ人は、異国であり、捕虜の地での暮らしが快適に感じ始めました。王国で影響力があり邪悪な王の友でもあるハマンという人が、ユダヤ人を根絶しようとしている前までは、ユダヤ人はその地で自由を享受し、落ち着いて住んでいました。

ハマンのユダヤ人に対する憎悪と、ユダヤ人を滅ぼそうとしている計画を全く気づけなかった、王妃エステルは、彼女の叔父であるモルデカイからハマンの邪悪な陰謀のメッセージを聞きました。彼女はすぐに介入し、シュシャンという国内にいる全ユダヤ人に祈りと断食を呼びかけました(エステル4:16)。もちろん、神は彼らの祈りを聞き、邪悪なハマンの手から彼らを救われました。

時には、この地で自由を楽しむことができるので、自分が異国にいる巡礼者であることを忘れてしまうこともあります。これは多くの人に起こっています。彼らは目的地よりも旅に焦点を置いています。一部のクリスチャンは現実の事柄に満足し、この地のものに巻き込まれ気を散らしています。しかし、イエスは言われました、「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。」(マルコ8:36)

あなたの心を主に置いてください。御国の重要な事柄にあなたの行動を奮い起こしてください。魂を勝ち取りましょう。イエスが言われたように目覚めて祈ってください。あなたの国に福音が自由に広まり、受け入れられるように国のために祈ってください。

数年前に福音が栄えた国もありましたが、今日、その国は、福音伝道を禁止し、クリスチャンを頻繁に迫害しています。いったい何が起こったでしょうか?答えは簡単です。これらの国のクリスチャンは、イエスが言われたとおりに祈っていませんでした。「誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。…」(マタイ26:41)

私たちは必ず私たちの目的、つまりここにいる理由を覚えている必要があります。また、私たちがこの地にいるのはしばらくの間です。私たちは地上の魂の救いのために天の王国から派遣された神の大使です。ですから、聖書が教える通りに歩きましょう。「…そこにはキリストが、神の右に座を占めておられます。あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。」(コロサイ3:1-2)

告白
私は天から来たという事実を意識しています。ミニストリーに就く機会の扉が開かれ、キリストの福音を宣べ伝えるように、神の子どもたちに与えた言葉は、力と効果において何の妨げも受けられません。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(使徒26:16) 起き上がって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後わたしがあなたに現われて示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人に任命するためである。

(コロサイ4:2-4) 目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。3 同時に、私たちのためにも、神がみことばのために門を開いてくださって、私たちがキリストの奥義を語れるように、祈ってください。この奥義のために、私は牢に入れられています。4 また、私がこの奥義を、当然語るべき語り方で、はっきり語れるように、祈ってください。

(ヘブル 11:13) これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。