祭司としての責任
The Responsibilities Of Priests

「私もまた、あなたがたのために祈るのをやめて主に罪を犯すことなど、とてもできない。私はあなたがたに、よい正しい道を教えよう。」(サムエル上12:23)

聖書は、黙示録1章6節で、主イエスについてこう書かれています。「… 私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった方である。キリストに栄光と力とが、とこしえにあるように。アーメン。」 つまり、キリストにあって、あなたは神の前の祭司なのです。今日、私たち一人一人はその任務を担っており、その任務には責任が伴います。

祭司の第一の責任は、主に仕えることです。アロンを祭司にしようとしたとき、神はモーセに言われました。「…イスラエル人の中から、あなたの兄弟アロンとその子、すなわち、アロンとその子のナダブとアビフ、エルアザルとイタマルを、あなたのそばに近づけ、祭司としてわたしに仕えさせよ」(出エジプト28:1)。では、私たちはどのようにして祭司として神に仕えるのでしょうか?

第一ペテロ2章5節には、「あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい」とあります。私たちは、旧約聖書のように雄牛ややぎを捧げるのではなく、霊的ないけにえ、つまり私たちの唇の子牛を捧げるのです(ホセア14:2)。ハレルヤ!

祭司の第二の働きは、神の御言葉を知らせることです。マタイ28章19-20節で、イエスが大使命を与えられたとき、それは神の祭司である私たちに向けられたものでした。主は言われました。「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。アーメン」。

あなたは自分の世界にいる人々を弟子にしなければなりません。彼らに神と王国の生き方について教え、私たちが即している輝かしい王国の基の原理について彼らに教えてください。聖書には、「祭司のくちびるは知識を守り、人々は彼の口から教えを求める…」(マラキ2:7MSG)とあります。これが祭司としてのあなたの務めです。主の言葉を世界に知らせることがあなたの使命であり、責任なのです。人々は義の歩みについての知識をあなたに求め、尋ね、必要とするはずです。

祭司の第三の責任は、とりなしです。私たちは大祭司であるイエスのようです。「したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです」(ヘブル7:25)。今日の御言葉では、民のために絶えずに祈っている祭司の例としてサムエルを示しています。サムエルのようにしましょう。すべての人のために、そしてあなたの国のために、よく祈りましょう。

神は私たちに、イエスの名を用いて地上の出来事の流れを変える統治権と権威を与えてくださいました。ですから、祈りをもって、地上で、周りの人々の人生で、そして都市や国家で、主の御心を実現させましょう。主に仕え、教え、とりなしを通してあなたの祭司としての役目を果たしましょう。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、主と共に手を取り合い、他の人々に代わって主の御心を伝えるために、主の味方になる特権に感謝します。イエスの御名を用いて、地上の出来事の流れを変えられる統治権と権威を与えてくださり感謝します。

参照聖書
(黙示録5:10)私たちの神のために、この人々を王国とし、祭司とされました。彼らは地上を治めるのです。

(マラキ2:7)祭司のくちびるは知識を守り、人々は彼の口から教えを求める。彼は万軍の主の使いであるからだ。

(第一ペテロ2:9)しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。