The Knowledge Of His Will
「こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。」(コロサイ人への手紙 1:9)
上記の聖書箇所での知識とは、ギリシャ語の「エピグノシスepignosis」訳で、これは「特別な種類の知識」を言います。エピグノシスは、実際には啓示によって来ることができ、精密で、正確、かつ絶対的な知識を意味します。それは神の霊からくる知識のようなものです。
多くの人は、彼らの人生に対する神の御心を知る知識がありません。多くの人は、知恵と霊的理解をもって働いていません。彼らは神の御心で機能していることと期待しているだけなのです。彼らは、物事が上手くなって良い結果を求めていますが、聖霊は、あなたのすべての知恵と霊的な理解にあって、神の御心を知る知識によって満たされるのを望んでいます。 この知識は、あなたを目立たせて、あなたの世界に対して驚異的な存在となるようにします。 あなたは普通の人のように考えたり、推論していないからです。
イエスを考えてみてください。生まれる時から耳が聞こえず、口のきけない人をイエスのもとへ連れて来られました。イエスは、その人を見たとき、人とは違って、世の限られた理解をもって対応しませんでした。イエスは、「彼はそのように生まれたのだ、誰も彼の為に出来る事は何もありません」とは、言われませんでした。いいえ! イエスには、異なる理解がありました。イエスには、霊的な洞察がありました。イエスは問題の原因を知っていて、直し方も知っていました。
聖書で、「イエスは、その人だけを群衆の中から連れ出し、その両耳に指を差し入れ、それからつばきをして、その人の舌にさわられた。 そして、天を見上げ、深く嘆息して、その人に「エパタ」すなわち、「開け」と言われた。すると彼の耳が開き、舌のもつれもすぐに解け、はっきりと話せるようになった。」(マルコ 7:33-35)と書かれています。あなたは、病院や研究所で、または科学を通して、このような知識を見つける事が出来ません。これは、霊的な理解が表出されたものでした。イエスは、人の人生は霊的なものであるというのが知っていました。
これが、神が期待される私たちの生き方なのです。あなたが、物事と、全ての状況について認知し考え方は、神の視点と解釈からで成り立つ必要があります、すなわち、人間的な観点でなく、神の観点から成り立たなければなりません。 神は、あなたが霊的な洞察力を持って、常に何をすべきかを知って、いつでも神の御心を知りながら、それに応じて機能するのを願っておられます。 このような事は、御言葉に対する熟考と、聖霊との交わりを通して起こります。
祈り
愛する天の父よ、私は御言葉について思いめぐらし、私の理解の目は父のみこころと目的を知っているために明るくなって、それに応じて歩みます。 今日父の御言葉を知る知識により、恵みと平和は私に増やされます。イエスの御名の中で祈ります。アーメン。
参考聖書
エペソ人への手紙 1章17節 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。
コリント人への手紙第二 3章18節 私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
ピレモンへの手紙 1章6節 私たちの間でキリストのためになされているすべての良い行ないをよく知ることによって、あなたの信仰の交わりが生きて働くものとなりますように。