2023年11月22日(水)
思い込みを超える
Beyond Assumptions

「しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。…」(1ヨハネ5:20)

上記の 「知る 」と訳されたギリシャ語は 「ギノスコ (ginosko)」です。これは、啓示と伝達によって得られる知識の一種です。

例えば、新しく生まれた私たちは、神の子であるという証を霊の中に持つようになります。「私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊とともに、あかししてくださいます。もし子どもであるなら、相続人でもあります。…私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」(ローマ8:16-17)

イエス・キリストから永遠の命を受けたあなたの心には、神があなたの父であるという知識があります。これは思い込みではありません。私たちが神から生まれたのは、聖霊によって私たちに与えられた知識なのです。私たちは神の相続人であり、キリストと共同相続人なのです。

あなたがキリストとの共同相続人であることを知りながら、どうして破産になったり、平凡な人生を送ったりできるでしょうか? キリストとの共同相続人であるということは、イエス・キリストに属するものはすべて、あなたにも属するということです。イエス・キリストは、あなたが持っている以上のものを所有しているわけではないのです。

また、私たちの霊の中に神を知っている同じ知識を通して、何一つ私たちに不利に働くことはないと悟るようになりました。ローマ8章28節にこうあります。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。」ここで「私たちは知っています。」という表現に注目してください。これは、その知識が絶対的なものであることを意味しており、思い込みではありません。

私たちの霊の中には、この世に打ち勝ったという知識があります。私たちはキリスト・イエスにあって、征服者より圧倒的な勝利者なのです。あなたの状況がどれだけ暗く、憂鬱になっているかは関係ありません。揺るがないでください。私たちが持っている知識、そして私たちが人生の基準とする知識は感覚を超えているのです。

同様に、私たちが祈るとき、私たちの祈りは思い込みの領域を超越しています。私たちの祈りが結果を生むのは、私たちが祈る相手である方に対する私たちの深く、親密に知っているからです。私たちと神との関係は、神についての知識に基づいております。それは宗教的儀式や型を超越しているものです。

したがって、私たちが何かについて祈るとき、それは父の御心に適うものであると確信しているからです。もしそれが御心でないなら、私たちはそれを追い求めようとは思いません。御父を知る知識は、私たちにとって御父を完全に信頼し、御父の導きに従うようにするのです。

祈り
愛する父よ、主についての深く親密な知識についての知恵と洞察の霊を感謝します。私の霊は、主の促し声を見分け、主の御国の神秘をより深く理解するために注意を払います。私は、主の完全な御心について豊かな知識をもって、恵みと主との関係において成長します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(エペソ1:17-18)どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、

(ヨハネ17:3)その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。

(1ヨハネ5:20)しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。