2023年10月31日(火)
主の促しに応答することを学ぶ
Learn To Respond To His Promptings

「そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル。サムエル」と呼ばれた。サムエルは、「お話ください。しもべは聞いております」と申し上げた。」(1サムエル3:10)

サムエルは幼い頃、祭司エリから神の声に応える方法を教えられました。神はサムエルの名を三度呼び、そのたびにサムエルは、自分を呼んでいるのはエリだと思い、エリのもとに走りました。

少年が初めて自分の名前を聞いてエリのところに走ったときから、神は彼を止めて、「サムエル、エリのところに行くな。私があなたを呼んでいるのです。」と言う事もできましたが、神はそうされませんでした。何故なら、神のやり方はそうではないからです。むしろ神はサムエルを行かせ、エリに訓練の責任を委ねたのです。 

主の働きになりたての頃の私は、このようなことを学びながら、主にこう言ったことを覚えています。「でも、誰もが主の声を知るべきです。」しかし主の答えは、「いいえ。私の羊は私の声を知っています。子羊は、ただ羊の指示に従います。子羊はまだ羊飼いの声を知らないからです。」と言われました。なんと教訓的なことでしょうか!

主イエスはペテロに「私の子羊を飼いなさい。」とも言われ、また「私の羊を飼いなさい。」とも言われたことを思い出してください。それは、子羊は大きくなった羊とは違うからです。彼らは「赤ん坊」であり、だからこそ教えられなければならないのです。

あなたが主の御言葉を学ぶとき、主はあなたに語りかけられているのです。しかし、あなたは主に応答しなければならないのです。例えば、聖書を読むとき、ただ読んだり引用したりするだけでなく、その御言葉に応答するのです! ガラテヤ5章24節を例にとると、「キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけてしまったのです。」と書かれています。ただ読んで引用するだけでなく、こう言って応答してください。「私はキリストのものであり、神に属しています。ですから、私は肉と情欲とを十字架につけました。私は世に打ち勝ちました!」常に神とその御言葉に応答してください。あなたの応答するところに、祝福があるのです。

祈り
愛する父よ、主の御言葉は私の足のともしびであり、私の道の光です。私は主の声を聞き分け、識別します。私は主の導き、促し、助言に敏感であり、注意を払います。私は信仰をもって応答し、私の考え、言葉、行動はいつも主の御心と一致します。私は勝利の中を歩み続けます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(ヨハネ10:27)わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。

(イザヤ30:21)あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから「これが道だ。これに歩め」と言うことばを聞く。

(ヤコブ1:22)また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。