2023年11月1日(水)
キリストと共に御座に着いている
Our Joint Sitting With Him

「もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光とをともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」(ローマ8:17)

エペソ1章で、パウロは、神がキリストを死者の中からよみがえらせ、ご自身の右の座、すなわち天の領域における権威の立場に座らせたときに、キリストにおいて神が成し遂げられたことを強調しています。キリストはすべての力を所有し、栄光をお受けになったのです(エペソ1:20)。ハレルヤ!

そして、エペソ2章6節を読んでみましょう。「キリスト・イエスにあって、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました」(エペソ2:6)。イエスを死者の中からよみがえらせ、ご自分の右の座に着かせられた同じ神が、私たちを共によみがえらせ、キリストにあって天の座に着かせてくださったのです。これはすごい事なのです!

「共に座る」という言葉は、ギリシャ語の「スグカティゾ(sugkathizō)」に由来します。これは、共に座る事、または権威を分かち合う事を意味します。私たちはキリストと共に座っているのです。私たちはキリストがおられるところにおり、キリストが所有しているものを持っているのです。キリストの持つ権威は、私たちにも及ぶのです。イエスが命じられたことはすべて、私たちの名において行われるものであり、私たちが命じることはすべて、イエスの御名において行われるのです。

これはすべて合法的なことです。キリストとの「共に座っていること 」は、この地上のものではなく、天上におけるものであり、天の領域から確立しているのです。マタイ18章18節で、主イエスは昇天される前にこう宣言されました。「まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、それは天においても解かれているのです。」(マタイ18:18)

私たちは地上におけるキリストの法定代理人であり、私たちが地上で宣言し、語るものは天からも承認されるのです。私たちは、この世界に神の栄光を現し、神の御心を地上に確立する責任を委ねられています。キリストにあって、自信を持ってあなたの権威を行使してください。神の御心を実行し、神の王国をあなたのいるところに現してください。

祈り
愛する父よ、キリストと共に御座に着く特権と祝福、そして地上において神の御心を執行するため、教会に委ねられた権威と責任を感謝します。今もなお、神の義、卓越、美しみ、恵みが国々を満たし、主の王国が人々の心に君臨し、支配しています。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(エペソ1:19-23)19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。20 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、21 すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。22 また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。23 教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。

(コロサイ3:1-4)1 こういうわけで、もしあなたがたが、キリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。そこにはキリストが、神の右の座を占めておられます。2 あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。3 あなたがたはすでに死んでおり、あなたがたのいのちは、キリストとともに、神のうちに隠されてあるからです。4 私たちのいのちであるキリストが現れると、そのときあなたがたも、キリストとともに、栄光のうちに現れます。

(ピリピ2:9-11)9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。