Tell The Story

「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、」(マタイ28:19)

何年も前、教会のドラマチームによって演じられたドラマを見ました。私は最後の演技に特に魅了されました。演者たちが舞台から降りると、説教者の役割を演じた少年の歌が聞こえました。「もう悲しみはありません。これ以上泣かない、諸国民の間で語ろう。キリストは再び来られます。」

その歌は、私に感動を与え、涙が私の顔を流れ始めました。私はその歌を心で繰り返えし歌い、その場を去りました。その歌は私に語っているような気がしました。その頃の私はかなり幼かったにもかかわらず、それが私の心に重荷となりました。私は、「主よ、すべての国々に主の話をお伝えします。」という祈りがしばしばありました。さて、どのような話を伝えるべきでしょうか。

その物語とは、キリストが来られると言うのではなく、この地上に来られたキリストの話です。聖書によると、キリストはすでに来られて天に昇られ、そして再び来られるキリストついて語っています。多くの人はまだそんなことに気づいていません。

マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つ福音書を読んでいるうちに、私は彼ら全員がその話を語っているのがわかりました。それはイエスの話で、イエスの起源、イエスの誕生、地上でのイエスの生涯、イエスの死、イエスの復活、そして昇天に関する話でした。マタイ福音書には、主にイスラエルの王としてのイエスの話をします。

マルコ福音書はもう少し進め、イエスがキリストであることを示しています。ルカ福音書は、イエスが神の答えであると語っています。そして、ヨハネ福音書は、イエスを「言葉」とみなし、創造の前から存在し、すべてを造られたイエスの話を語ります。肉となり、私たちの間に住みついた「言葉」の関する話です。

ヨハネと他の使徒たちは、神の御子に関する話を伝えて天に召されました。今は私たちが伝えなければなりません。私たちは同じ話を伝え続けなければなりません。私たちは魂をキリストの神性な臨在と、愛の栄光へと導くとき、その人たちに向かう、神の永遠の愛を大胆に宣言する必要があります。アーメン。

祈り
愛する御父よ、人類の救い、そして和解のメッセージを私に委ねられたことを、ありがとうございます。私の心にある父の言葉は、私の骨に燃える炎のようです。それゆえ、私は終わりの時、世界に対する神の真理の担い手として、兵士の立場をとります。私を通して、多くの人が暗闇から光へと移され、神の子どもとして栄光の自由に導かれます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(マルコ16:15) それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。

(2コリント5:18) これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。

(詩篇67:2) それは、あなたの道が地の上に、あなたの御救いがすべての国々の間に知られるためです。