Set Among Kings
“じょうずな仕事をする人を見たことがあるか。その人は王の前には立つが、身分の卑しい人の前には立たない。”(箴言 22:29)
一部の聖書翻訳本は、上記の本文箇所に出てきた“立つ”という言葉の代わりに“仕え”という言葉を使うことで、勤勉に働く人が王の前で“仕える”ことを暗示しています。しかし、“立つ”という言葉にはそのような絵がありません。“立つ”と翻訳された言葉の実際的な意味は、‘自分を~の位置または場所に立てる’です。一方、本文箇所の“前に”という言葉の意味は‘~の面前に’です。したがって、この言葉は、どんなことでも、勤勉に行うことで、あなたが自分自身を偉大さに立たせるという意味です。すなわち、あなたが自分を王の位置または座に立たせるということです。
ここでの王は、単に頭に冠を被った人ではなく、権威、統治権、治める位置を指します。それが事業に携わることでも、神の家で仕えることでも、勤勉であるならばあなたは尊敬を受け、影響力があり、権勢のある偉大な座に至るようになります。
例えば、あなたが牧師ならば、あなたの働きに勤勉であってください。御言葉と祈りのミニストリーに専念してください。牧会者としての務めを真実で勤勉に遂行してください。新しい王であるサウルの下で、神につかえるため、イスラエルの民に挑戦しながらサムエルが言った言葉を深く考えてみてください。サムエルは、祭司長と仲介者として自分の役割を維持しながらこのように言いました。“私もまた、あなたがたのために祈るのをやめて主に罪を犯すことなど、とてもできない。私はあなたがたに、よい正しい道を教えよう。”(Ⅰサムエル12:23) どれほど感動的でしょうか。
あなたはあなたの下にいる人々のため祈らなくてはなりません。それは当然のことです。サムエルは、イスラエル民族のために祈らないことを、神に対して罪を犯すことだと考えたならば、神のぶどう畑(vineyard)で、牧師とリーダーであるあなたに、神が、助けるように預けられた人々のため祈らないことは、神に対し罪を犯すことになるでしょう。したがって、何をするにしても勤勉であってください。そうするとあなたは栄誉を受けるように区別されるでしょう。
祈り
愛する父よ、人生の中に父の恵みをくださり、全うしなくてはならない私の全ての義務と責任に、関心を示しており、勤勉である能力をくださり感謝します。私は知恵で満ち、私をいつも成功させ、益を与える考えとアイデアを聖霊様から絶えず受けます。私は命に向かって進み、栄誉深く設定されます。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。
参考聖句
ダニエル 6:3, ときに、ダニエルは、他の大臣や太守よりも、きわだってすぐれていた。彼のうちにすぐれた霊が宿っていたからである。彼を任命して治めさせようと思った。
箴言 12:24 勤勉な者の手は支配する。無精者は苦役に服する。