5月15日(月)
自分の過去に囚われないために
Don’t Be A Prisoner Of Your Past
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(第二コリント5:17)
罪悪感や過去の記憶にとらわれている人たちがいます。彼らは辛い記憶を克服するために必死に戦っているのです。彼らは過去に縛られています。おそらく、自分がしたひどいことや誰かに傷つけられたことが原因で、それ以来、その痛みを抱えて生きているのです。しかしそれは何かが間違っています。
新しく生まれるとはどういうことか、新しく創造されるとはどういうことか、あなたは理解する必要があります。あなたは全く新しい人です。あなたは恐ろしい体験をした人とは違うのです。その人は、キリストのもとで死にました。新しい「あなた」は、すべての罪が取り除かれ、誤りや不十分さから完全に自由になったのです。
ローマ5章18節には「こういうわけで、ちょうど一つの違反によってすべての人が罪に定められたのと同様に、一つの義の行為によってすべての人が義と認められて、いのちを与えられるのです」とあります。イエスは私たちの罪のために引き渡され、私たちの義のためによみがえられたのです(ローマ4:25)。これは何を意味するのでしょうか。
それは、あなたが「無罪」と宣言されたことを意味します。あなたにかぶせられた疑いはありません。その理由は簡単です。あなたは新しい創造物であり、過去のない全く新しい人だからです。ですから、たとえ過去に何か悪いことをして、罪悪感を感じていたとしても、それはすべて記憶と感情に基づくものなのです。キリスト教は、感情で歩むのではなく、信仰で歩むのです。神の御言葉を肯定して生きていくのです。
何年も前の苦い経験を思い出して「神よ、許してください」と泣きはじめるのはやめましょう。罪悪感や過去の思い出に囚われることを拒否するのです。
ローマ4章25節(AMPC)は、イエスが死からよみがえったのは「…無罪判決(私たちの無罪を証明し、神の前にすべての罪から私たちを無罪にするため)」だと言っています。あなたがイエスのもとに来るとき、イエスはあなたをあらゆる束縛から解放してくださいます。「ですから、もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたはほんとうに自由なのです。」(ヨハネ8:36)ハレルヤ!
祈り
愛する父よ、キリストにある私の新しい命を感謝します。私の中にある主の神性は、私を状況に打ち勝つものとし、この世のシステムを支配する者としました。私は言葉にできない喜びと栄光に満ちて、いつも主に仕え、罪や非難にとらわれないのです。私を正しく、聖く、咎めることのない者にしてくださったことを感謝します。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参照聖書
(ガラテヤ6:14-16)しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。この十字架によって、世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十字架につけられたのです。割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。どうか、この基準に従って進む人々、すなわち神のイスラエルの上に、平安とあわれみがありますように。
(ヨハネ1:12-13)しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
(ローマ6:4)私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。