Living For The Gospel

“それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。”(マルコ16:15)

マタイの福音書28:19-20は言います。“それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々(all nations)を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」”これは偉大な委任令であり、全てのキリスト者に向かう主の命令です。あなたはキリストの栄光に満ちた福音を伝えなくてはいけません。この福音は全ての信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です(ローマ1:16)。

 この世にはあなたが人々をキリストへと導くこと以上に意味のあることはありません。Ⅱペテロ3:9は、主は誰一人として滅びることを願われないことを語っています。むしろ主は、全ての人々が福音を聞いて救われることを願われます。

 主が私たちに、すべての民族に福音を伝え、彼らを弟子とせよと仰られたとき、主は単純に国のことを言われたのではありません。主はエスノーシステム(ethno-systems:民族体系、文化体系)、すなわち共通の関心事や事業、ビジョン、特徴を持っている人々の集団または集まりを言われたのです。例えば銀行員たち、弁護士たち、学生達、貿易業者たち、学者たちの世界のようなところは、共通の関心事を持った人々の“民族”です。あなたはどこにあろうとも、福音の働き人となった自己の位置を自治して、あなたの世界とその向こう側にいる人々が必ず救いのメッセージを聞き、受け入れるようにしなくてはいけません。

 使徒パウロのように“福音はあなたがどうしても、しなければならないことだからです。”(Ⅰコリント9:16)したがってたましいの救いに燃えあがりましょう。あなたはあなたの世界、すなわちあなたの家庭と事務所、学校と隣人にとって伝道者である事実を悟りましょう。主は人々を暗やみから光へと、罪から義へと立ち返らせ、彼らを束縛から神様の栄光に満ちた自由の中へと救い出すため、あなたに油を注がれました!今日誰かにイエス様について語りましょう!

祈り
愛する父よ。今日私に力によってあなたの御言葉を伝えることが出来る特権と機会を下さり感謝します。私を各場所においてあなたを知る知識の美しさと力を表し、効果的な福音の働き人としてくださる豊かな恵みを感謝します。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン

参考聖句
Ⅱコリント5:18、Ⅱコリント3:5-6