He Needs Your Permission
「天は、主の点である。しかし、地は、人の子らに与えられた。」(詩編115章16節)
ある人々は、神が、ある事柄に仲裁に入るために、何故私達の祈りが必要なのかと不思議に思っています。「神は全世界の人々の救いを願っておられるのであれば、ありのままに人々を救うことは出来なかったのでしょうか。 神が望んでいる事に関して、何故私達の祈りが必要だというのですか。 神は今の人々の痛みや苦しみが見えないのでしょうか。」と、彼らは戸惑いしながら尋ねます。 しかしご存知のように、その様な人達が理解していないのは、神は私たちの許可が必要だという事実です。 そうです、神は私たちの許可が必要なのです。
では、いきさつはこうです。神は初めのアダムに、この地に対する賃貸権利a leaseをお与えました。すなわち神は、この地の権限を最初の人アダムに与えましたが、地は常に神のものでした。そのため聖書には、地とそれに満ちているものは主のものだと述べています(詩編24:1)。 しかしながら、神はこの地をアダムに任せました。その訳で、その賃貸が続く限り、神は地による仲裁に入る「権利」がないのです。 創世記3章を学んだら、サタンがどの様に入り込んだのか、そしてアダムをどのように支配されたのか分かります。
アダムは神を拒む罪を犯したので、自らの地に対する自身の権利をサタンに渡したのです。従って、地でのサタンの権利は、天使のような権限ではなく、アダムから奪った権限、すなわち人間が持っていた権限です。ですからサタンが持っているものは、アダムが持っていた権限です。その結果として、神は介入することが出来ないのです。
例えを引くと、こういう事です。もし、あなたが土地財産を百年の間、誰かに貸したとしたならば、その期間の間にはその土地はあなたのものであるにも関わらず、あなたはそれを主張出来ません。百年の保有期間が終わってから始め、あなたはそれを主張できます。 神は二番目のアダムであるイエス・キリストを送って、サタンを打ち破って霊的な王国を建てたが、人の世界の賃貸期間は、まだ有効です。
こういうわけで私たちは、神が私たちに既にくださった祝福を、自分のものとされる為には祈り、そして信仰によって行動するべきです。神はありのままに介入して、祝福をあなたの手に押しつけることができません。 神があなたの為に介入する場合は、あなたの許可や、招きが必要です。ここは人の世界であるからです。なので、祈る度にあなたの祈りがいかに大切であるのかを理解しましょう。何故なら、あなたが祈らなければ神は間に入ることはできなかった事を、あなたの祈りを通して神は「合法的」に介入ができるからです。
祈り
愛する主よ、主の霊の領域で変化をもたらす機会を私が得られる祈りの特権を下さり感謝します。 私は完全に主に頼り、私の人生の環境にあって、主の御力と奇跡的な仲裁や好意を信じます。イエスの御名の中で祈ります。アーメン。
参考聖書
詩編 107章6節 この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救い出された。
歴代志第二 14章11−12節 アサはその神、主に叫び求めて言った。「主よ。力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたにあっては変わりはありません。私たちの神、主よ。私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に当たります。主よ。あなたは私たちの神です。人間にすぎない者に、あなたに並ぶようなことはできないようにしてください。」 12 主はアサの前とユダの前に、クシュ人を打ち破られたので、クシュ人は逃げ去った。