2025年2月7日(金)
神の唯一のひとり子
God’s One And Only
「 いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。」(ヨハネ1:18)
今読んだ箇所は、神の御子に関する最も驚くべき説明のひとつです。この箇所は、誰も神と対面したことがないことを強調しています。そして、イエスを 「ひとり子 」と呼んでいるのです。ギリシャ語で 「ひとり子 」は 「モノジェネス(monogenēs)」と言い、「ただ一人の」、「唯一無二の」、「他に類を見ない」という意味です。イエスはここで、父から生まれたひとり子と表現されているのです。
しかし、イエスの使命、すなわち、イエスは何をするために生まれたのかについて、私たちは冒頭の節の後半で驚くべきことを見ることができます。 イエスは御父を説き明かされるために来られました。「いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。」この 「説き明かす」という言葉は、ギリシャ語の 「エクセゲオマイ(exēgeomai 」に由来します。その意味は、イエス、神より生まれた子、神を人に見せるために来た者、という意味です。イエスは、人間の姿をされた神がどのようなお方であるかを私たちに示すために来られたのです。イエスは、神の本質を宣言し、実行するために来られたのです。
次のことについて考えてみてください。イエスが持っておられた命は、イエスがあなたに与えてくださった命なのです。(1ヨハネ5:11-12)そして聖書は、私たちもこの世にあってキリストと同じような者でありと言っています。(1ヨハネ4:17)ですから今日、主は「死者の中から最初によみがえった方」と呼ばれています。(黙示録1:5)それは、イエス·キリストは、ご自分の復活の結果、新生によって神から生まれた人々である「モノジェネス(monogenēs)」という新しい種族を率いる方だからなのです。(1ペテロ1:3)
1ヨハネ3章1節に書いてあることを思い出してください。「私たちが神の子どもと呼ばれるために、—事実、いま私たちは神の子どもです—御父はどんなにすばらしい愛を与えてくださったことでしょう。…」私たちは神の子として生まれたのです。「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」(ヨハネ1:12-13)ヤコブ1章18節にはこうあります。「父はみこころのままに、真理のことばをもって私たちをお生みになりました。私たちを、いわば被造物の初穂にするためなのです。」神ご自身の御心によって、私たちを真理の言葉でお生みになりました。私たちは最初で最高の存在であり、唯一無二の存在なのです。(1ペテロ2:9 AMPCもお読みください)ハレルヤ!
祈り
愛する父よ。主の福音のメッセージを聞き、受け取るすべての人に永遠の命の祝福があることを感謝します。今日、福音が世界中で宣べ伝えられるとき、多くの人が主の愛の深さと、新しく生まれ、神の命を受けるようにとの招きを聞き、理解するでしょう。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
1ヨハネ5:11-13、2コリント5:17、1ヨハネ4:17