2022年1月15日(土)
戦争のための「レーマ」
“Rhema” For War

「…また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」 (エペソ6:17-18)

前回、私たちは神の武具について学びましたが、特にエペソ6章14-17節にあるように、私たちの防御のための道具について学びました。この7つの武具のうち、攻撃のための道具はただ一つで、それは御霊の与える剣です。御霊の剣とは、神の言葉、またはレーマのことです。レーマとは、この節で「ことば」と訳されているギリシャ語です。

レーマは「今」のことばであり、ある時期のあなたに関する個人的な言葉です。これは、一般的な神の御言葉である「神のロゴス」とは異なります。聖書は、私たちにレーマを取り、レーマで勝利するようにと教えています。それは、話すことによってです。レーマは宣言された御言葉で、神の言葉から霊感を得て、あなたの口を通して出てきた御言葉です。一方、それに比較すると、ロゴスは霊感というよりも、理性的なものです。

聖書では、神の「レーマ」を 『御霊の与える剣』と表現しています。剣は判断力と攻撃の準備を象徴しています。ですから、あなた自身ではなく、敵に直接向ける攻撃的な武器なのです。

今日の御言葉で、パウロはよい戦いを続けるため、レーマをどのように使うべきか示しています。「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」これは別の種類のレーマで、戦いのレーマです! 聖書が「御霊の剣を持ちなさい」と言うのは、攻撃的な表現です。神は私たちが守るだけでなく、絶えず邪悪な勢力への攻撃を加えなければならないことを教えてくださいます。

私たちがいつも御霊にあってあらゆる祈りと願いをするとき、私たちは自分が変化をもたらしたいものに対して、または、暗やみの勢力と悪の力に立ち向かって、信仰の言葉を発します。

あなたの所属する組織は、神の言葉に反する立場をとるよう圧力をかけてきますか。あなたの国の政府は、福音に不利な政策をとっていますか。あきらめないでください。そして疲れ切らないでください。悪魔を疲れさせる存在が、まさにあなたなのです。宣言された御言葉で悪魔に対抗しましょう。

祈り
私は暗やみの力を支配し、私の都市と国家における彼らの活動を断ち切ります。私は今日、霊の領域から責任をもって、勝利、繁栄、健康、力強さの言葉を語ります。主イエス・キリストの御名により、神の御言葉を口にして、私は栄光の勝利を収め、すべての状況を支配し、勝ち抜きます。アーメン。

参照聖書
(第一ヨハネ4:4) 子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。

(ヨシュア1:8)この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。
(へブル4:12)神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。