慎重に見分けてください
Be Circumspect And Discerning

「肉の思いは死であり、御霊による思いは、いのちと平安です。」(ローマ8:6)

マタイ16章21-23節では、イエスとペテロの間に興味深いシナリオが描かれています。イエスは、エルサレムに行き、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに明らかに言われました。

聖書によると、ペテロは主にわきへお連れして、いさめ始めました。「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません」。しかし、イエスは振り向いて、ペテロに言われました。「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」( マタイ16:23)。

主はすぐにペテロの心を情報の源、すなわち霊的なものに向けさせたのです。これはイエスの霊性について多くのことを語っています。主はペテロに、どの情報が神からのものであり、どの情報が悪魔からのものであるかをわからせたかったのです。

ある情報が入ってきたら、あなたは、その情報がどこから来ているのか知らなければなりません。その情報は神の国からのものなのか、悪魔からなのか、それとも世からなのか。サタンはこの世の王ですから、この世の情報はサタンによって汚染されています。さらに、あなたはこの世の者ではありません(ヨハネ15:19)。この世からの情報を頼りに生きることはできないのです。

理解と識別の中で行ってください。霊的に歩んでください。主は、御言葉と御霊の働きを通して、常に主の完全な御心を見分けて歩むことができるように、あなたに恵みを与えてくださいます。主は、あなたが慎重で、注意して、思慮深く、油断せずに、御言葉の中に確立することを願っておられます。御言葉はあなたに方向性と導きを与える真の光です。

もし、主からのものではない、正しい道からあなたを揺さぶるような情報が入ってきたら、あなたが福音の真実に従うことによって御霊によって主の声を聞くでしょう。これが、教会へのパウロの祈りが非常に重要である理由の一つです。

コロサイ1章9節では「こういうわけで…絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように」と述べています。このことをいつも自分に言い聞かせてください。そして、いつもあなたは慎重で賢明であると、頻繫に宣言してください。あなたはあらゆる知恵と見分ける力において、神の御心の知る知識によって満たされています。ハレルヤ!

告白
愛する父よ、私は慎重であり、賢く、洞察力があり、そして見分けることができます。私はすべてのことにおいて主を心から信頼します。私は主の御言葉に寄り添っています。私は主の指示に従ってのみ行動します。私は御言葉に根ざし、基礎を置いています。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(エペソ5:15-17)そういうわけですから、賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。

(コロサイ1:9)こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。