主だけ信頼します
Trust In Him Alone

「ある者はいくさ車を誇り、ある者は馬を誇る。しかし、私たちは私たちの神、主の御名を誇ろう。」(詩編20:7)

歴代誌下14-16章には、ユダの王アサについて書かれています。アサは、主の目にかなう良いこと、正しいことを行いました。彼はユダに主を求め、律法と戒めに従うように命じました。そして彼の王国は平和になりました。

かつて、クシュの王ゼラフが百万人の軍勢と三百台の戦車を率いてユダに侵攻してきました。アサは主に超自然的な介入を求めて叫びました。「主はアサの前とユダの前に、クシュ人を打ち破られたので、クシュ人は逃げ去った」(歴代誌下14:12)。これは驚くべきことです!

彼が治めていた三十六年目に、またほかの出来事が起こりました。イスラエルの王バシャがユダに対して敵対的な脅しをかけてきたのです。しかしこの時、アサ王は主を求めるのではなく、シリアの王、ベン・ハダデとの軍事同盟を求めました。アサ王は、主の宮と宮廷との宝物倉から銀や金を取り出して、シリアの王に贈り物として送ったのです。イスラエルの王はその計画を破棄しました。しかし、主はアサ王を喜ばれませんでした。

神は、アサ王がクシュや他の国から来た百万人の兵士と戦った時に、神がどのように介入したかを思い出させるために預言者を送りました。しかし、アサ王は神からのメッセージに耳を傾けることなく、預言者に腹を立て、民を圧迫し始めました。

その二年後、アサ王は足に重い病気を患いました。彼は主ではなく医者に助けを求めました(歴代誌下16:12)。あなたはこれを想像できますか?三十五年間、裕福で成功した実りある統治をした後、彼は神に背を向けました。今彼は勇士や医者に払うだけの十分なお金を持っていたのです。

残念ながら、アサ王は二年後にその病気で亡くなりました。聖書は、アサ王が重い病気で死んだのではなく、彼が主を求めようとしなかったからだと明確に教えています(歴代誌下16:12)。それは、今日でもある一部の人々が持っている大きな問題点です。彼らは、自分の富と豊かさを信じすぎて、自分にとって本当に重要な人が誰かを見失っています。なぜなら、お金がすべてだと思っているからです。

主から注意をそらすようなものがあってはなりません。あなたの人生において、聖霊が優先されるようにしましょう。主だけを信頼して、あなたの原則としてください。

祈り
愛する父よ、私はすべてのことにおいて主を心から信頼しています。私には主だけが重要であり、私は主の指示、主の御言葉にのみ喜びます。主は私の人生に最高の計画を持っておられると十分に確信しています。主は私以上に私の成功に関心をもち、情熱を持たれています。私は、主に喜び感謝し、主を愛するために生きていきます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(箴言3:5-6) 心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。

(詩編28:7)主は私の力、私の盾。私の心は主に拠り頼み、私は助けられた。それゆえ私の心はこおどりして喜び、私は歌をもって、主に感謝しよう。