Learn To Wait

「あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません。それは大きな報いをもたらすものなのです。あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(へブル人への手紙 10:35-36)

聖書は、信仰の忍耐より成功した信仰者が数多く登場します。アブラハム、ヨセフ、モーセ、ギデオンなどがその例です。そのような美しい話ができたのは、 信仰が試された時です。忍耐というこの徳目は、いくつかの試練を通って、現されます。「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出す…と知っているからです。」(ローマ人5:3)

多くの人は、神を信頼していないので、忍耐ができません。そのため彼らはその場を早く切り抜けようと、御言葉で神の働きを「助けよう」とする人がいます。このようにして失敗した人は何人もいます。 例えば、サウル王は、ペリシテ人と戦争する前に、いけにえを祭壇で捧げる為に、預言者サムエルを待つことになっていました。いけにえを捧げることは、預言者サムエルの務めであったからです。しかし、数日経っても預言者サムエルが現れなかった為、サウル王は、待つことができず、自ら祭壇でいけにえを捧げてしまいました。

興味深い点は、サムエルが幕屋の中に入ってきたとき、サウルがそこにいったことです。すると預言者サムエルは次のように、サウル王に告げました。「あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。主は今、イスラエルにあなたの王国を永遠に確立されたであろうに。今は、あなたの王国は立たない。」(Ⅰサムエル13:13-14) 神は、サウルにサウル王朝は、永久に存続すると約束しましたが、サウルの忍耐不足の結果、間違った行動をし、自身および、家系、王権全てを失う結果になってしまいました。

今日も多くの人が同じような過ちを犯します。一部の人々は、重要な意思決定を下そうとしたときに、神聖なアドバイスと人の言葉にとどまっているより、まず心に浮かんだようにしてから、それを置いて祈ったと言います。

主とともに歩む中で、主を信頼し、忍耐してください。奇跡を求め、主を見ているならば、主は決して失敗することがなく、主の時は常に完璧であることを知って、主を信頼しなさい。ヤコブ1:4はこのように語っています。「その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。」 あなたがバランスの取れた成功する安定したクリスチャンの生き方を生きるには、忍耐が必要です。

祈り
愛する御父よ。私の信仰と父への信頼は、決して揺らぐことはありません。なぜなら、私は必ず勝利する事を知っているからです。父の御言葉は、イエス・キリストの栄光の光であり、私を賢明な判断に導く灯りであること感謝します。 イエス・キリストの御名を通しお祈りを捧げます。アーメン。

参照聖書
コロサイ3:12 それゆえ、神に選ばれた者、聖なる、愛されている者として、あなたがたは深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。

ヤコブ 1:2-4 私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。 その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。

イザヤ28:16 だから、神である主は、こう仰せられる。「見よ。わたしはシオンに一つの石を礎として据える。これは、試みを経た石、堅く据えられた礎の、尊いかしら石。この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。