Live Above Circumstances

「乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。」(ピリピ人への手紙 4:11)

今日の聖書箇所は、使徒パウロがキリスト・イエスのうちに与えられた支配権の人生を確信したときの顕著な告白が著されています。しかし、あるクリスチャンは、この聖句を誤解しています。豊かな時も、何も無い時も、弱くても、強くても、満足しなさいという意味だと考えています。しかし、それは、使徒パウロが言った意味ではありません。

詳説訳聖書では、このように翻訳されています。使徒パウロは言います。「たとえ私がどのような環境に置かれても私は、その状況に依存しない事を学んだ。」 と。これはイエス・キリストの福音と一貫性があり、同時に、神が私達に理解してほしいと教えておられる内容です。神は、私達に、環境に依存しないで生きてほしいと願われておられます。

これは、創世記26章において、神がイサクに言われたことも同様です。イサクがその当時住んでいたゲラルという地域が飢饉にみまわれましたが、神は、「エジプトに行ってはいけない」と言われます。これは、イサクが神より環境に依存しないことを学ぶようにされた事でした。聖書は、イサクが極めて厳しい経済状態でも神より繁栄をもたらされたと言われています。「イサクはその地に種を蒔き、その年に百倍の収穫を見た。主が彼を祝福してくださったのである。こうして、この人は富み、ますます栄えて、非常に裕福になった。彼が羊の群れや、牛の群れ、それに多くのしもべたちを持つようになったので、ペリシテ人は彼をねたんだ。」(創世記26:12-14)インフレやグローバル経済景気後退など環境や世の中のニュースに左右されることなく、神の言葉を信頼して人生を歩むことを神は教えておられます。

イサクが成功した理由は、イサクは神の言葉を心に留めたということです。神は、イサクにゲラルへとどまるように指示を与えられて、イサクは神の言葉に基づいて忠実に行動したため、祝福されました。このことから私達が学ぶ事は、私達が自分の環境に依存しないで生きる必要があるという事です。世の中に縛られた命令や人生の歩み方から考えを変えなくてはいけません。なぜなら、あなたと共におられる神は、この世界よりも偉大なお方であるからです。

告白
私は、神の子どもです。私は、この世と社会システムに打ち勝ちました。偉大なるお方が、環境に左右されることないところに私を置かれました。わたしは、神の御言葉と聖霊のうちを今日も歩みます。イエス・キリストの名前を通してお祈りします。

参照聖書
Ⅱコリント9:8 神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ちたりて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。

Ⅰヨハネ4:4 子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。