2022年3月5日(土)
効果的な祈りの生活
An Effective Prayer Life
「いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために、イエスは彼らにたとえを話された。」 (ルカ18:1 NKJC)
主イエスは、この地上を歩まれたとき、とても祈り深い方でした。聖書には「さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。」(マルコ1:35)とあります。また別の例で、ルカは、「…イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた」(ルカ6:12)と記録しています。イエスは効果的な祈りの生活をしていたので、聖書は私たちに見習うようにと勧めているのです。
ルカ18章1節で、主は「いつでも祈るべきであり、失望してはならない」と言われました。使徒パウロは同じことを繰り返し「絶えず祈りなさい」(第一テサロニケ5:17)と言っています。第一テモテ2章8節で、彼は「私は願うのです。男は、怒ったり言い争ったりすることなく、どこででもきよい手を上げて祈るようにしなさい」と言いました。これは、私たちに対する神の戒めです。私たちは祈りの生活をするべきです。これはどんなに大切なことでしょうか。
効果的な人生を送るということは、宗教的な義務を果たすためだけではありません。これは違います。多くの人はここを見逃しているのです。第一に、祈りは特権です。それは信仰によって、御言葉によって、聖霊によって父と交わるために与えられた権利なのです。私たちが祈るために与えられているその機会は、御父がいつも私たちにつかむように望んでおられるものなのです。
第二に、イエスが人にいつも祈り落胆してはならないと言われたとき、イエスは信仰を築くための絶え間ない交わりの中で、私たちと父とのつながりを見ておられていました。信仰は御言葉を聞くことによって生まれます(ローマ10:17)。なぜなら、御父はいつも語っておられ、私たちに語りかけ、御言葉をいつも私たちと分かち合っておられるからです。
ですからパウロは「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたすべてとともにありますように。アーメン」 (第二コリント13:13)と祈ることを教えています。この「交わり」という言葉は、ギリシャ語の「コイノニア(koinonia)」 から翻訳されたもので、「分かち合う」という意味もあります。他のすべてのことから離れて、主と対話し、祈る時間を持ってください。それは、あなたの人生に、思いもよらないような驚くべき変化をもたらすでしょう。
祈り
愛する父よ、私は祈りの生活を送ることができる特別な恩恵に感謝します。私は祈りの特権と機会を利用し、御言葉の権威と、その啓示と洞察の中で祈ります。今もなお、私は世界中の人々のために祈り、神の恵みと、国とその指導者たちに対する義の統治を宣言します。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参考聖書
(エペソ6:18)すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。
(ヨハネ15:7)あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。
(ヨハネ15:16)あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。