2025年7月14日(月)
処女降誕はイエスの神性を証明する
The Virgin Birth Confirms His Deity

「『見よ、処女がみごもっている。そして男の子を生む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」(マタイ1:23)

イエス・キリストが神性であると言う時、私たちはイエスが神であることを肯定しているのです。この主張は、世界中で多くの人がイエスを単なる預言者や偉大な教師としてしか見ていないことを考えると、特に重要な意味を持ちます。一部の人々が彼を偉大な預言者や驚くべき教師と呼ぶことは敬意を表すように思えるかもしれませんが、これらの主張は主イエスの真の存在を遥かに下回るものです。

したがって、まずイエスの誕生の奇跡を考察して、イエスが本当に誰であるかを理解することが重要な理由です。聖書は、イエスの誕生を歴史上かつてない特別な出来事として描写しています。マタイの福音書1章18節には、「イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリアはヨセフの妻と決まっていたが、ふたりがまだいっしょにならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。」と記されています。

処女がみごもったことは奇跡でした。彼女とヨセフが結婚する前、または一緒に住む前に、彼女は聖霊によって身重になったことがわかったのです。「正しい人」であったヨセフは、神が背後にあることを知らなかったため、彼女に恥をかかせないために、静かに破談しようとしました。

しかし、ヨセフがこれを思い巡らせていると、主の使いが現れ、その身ごもっているのは人間によるものではなく神によるものだと説明しました(マタイ1:20)。御使いはまた、ヨセフにその子をイエスと名付けるよう命じ、次のように言いました。「この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」(マタイ1:21)

この物語がさらに驚くべきなのは、これが預言の成就であったからです。聖書は次のように述べています。「このすべての出来事は、主の預言者を通して言われた事が成就するためであった。『見よ、処女がみごもっている。そして男の子を生む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)」(マタイ1:22-23)

この預言はイエスが生まれるずっと前に与えられたもので、イエスの誕生が神のご計画の一部であったことを示しています。名前「インマヌエル」とは「神と共にいる」を意味し、イエスの神性を明確に示しています。イエスは自然的な手段で生まれたのではありません。イエスの誕生は純粋に神聖なものであり、その神性を証明し、また主の神聖な起源を証明しています。

祈り
愛する父よ、聖書を通してイエス・キリストの神性を明らかにしてくださり、感謝します。私はイエスが確かに神であることを認めます。私は、イエスの神性の真実を喜び、世界への救いをもたらした主の超自然的な誕生を祝います。神の栄光ある贖いの計画と、私を神の神聖な命の共有者にしてくださったことに感謝します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(イザヤ7:14;)それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。

(イザヤ9:6)ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。

(マタイ1:18-23 NIV)18 メシアであるイエスの誕生はこうして実現した。その母マリヤはヨセフと結婚する約束をしていたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもったことがわかった。19 夫ヨセフは律法に忠実で、しかも、彼女を公の不名誉にさらしたくなかったので、静かに離婚しようと考えていた。20 しかし、彼がこのことを考えた後、主の御使いが夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフ、恐れないでマリアをあなたの妻として迎えなさい。21 彼女は男の子を産むから、あなたはその子にイエスという名をつけなさい。」22 これはすべて、主が預言者を通して言われたことが実現するためであった。