5月19日(金)
使命への集中
Focus On Your Assignment
「…わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」(ヨハネ10:10)
人生の神聖な目的を発見するすばらしい点の一つは、それによって集中力が保たれることです。目的は、あなたの人生を定義し、焦点と方向性を与えます。目的の同義語は、「意図」または 「設計」です。意図や設計は決して一般的なものではなく、現実的かつ効果的であるためには、明確で具体的なものでなければなりません。
私たちの主イエスは、この世に来られた明確な目的を持ち、それを明白に表現されました。「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」(ヨハネ10:10)
第一ヨハネ3章8節で、神の子が現れたのは、悪魔の仕業を打ち壊すためであると言っています。そして、ルカ19章10節で、イエスは「人の子は、失われたものを探し、救うために来た」と宣言されました。イエスの目的は非常に明確で、父の御心を実行するために来られたのです。
イエスは「わたしを遣わした方のみこころを行ない、そのみわざを成し遂げることが、わたしの食物です」(ヨハネ4:34)と言われました。このイエスの言葉から、非常に強力な命の原則が明らかにされたことがわかります。神聖の目的を追求し、達成することは命を維持する真の糧であり、この地球上にいる間、あなたのエンジンを動かし続ける燃料とも言えます。自然界でさえ、目標を追い求め、それを達成することほど、刺激的で、生き生きとし、勇気をかき立てるものはほとんどないのです。
また、パウロがダマスコへの道でイエスと出会ったときの物語(使徒26:13-16)にも、目的が表現されています。イエスがパウロに現れたのは、彼を奉仕者とし、証人とするためであったのです(使徒26:16)。さらに読むと、イエスはパウロに「彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである」(使徒26:17-18)と明らかにされました。
これがパウロの存在理由であり、彼の人生の使命でした。パウロは19節で「私は天の啓示に従わなかった」と述べています。そして、第一コリント9章26節では「ですから、私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空を打つような拳闘もしてはいません」と述べています。言い換えれば、自分の使命に集中しており、明らかに自分の人生に対する神の計画を果たしていたのです。これが目的を果たす人生です。あなたの使命、つまり、神から与えられた目的に集中することです。神に栄光をお返しします!
祈り
愛する父よ、私は揺るぎなく、不動で、断固として、私の使命と私が創造された目的に集中しています。私は、私の人生に対する主の目的を果たすことについて決定的なキリストの福音の証人として、心から主に仕えます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参照聖書
(使徒26:16-18) 起き上がって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後わたしがあなたに現われて示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人に任命するためである。わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。』
(使徒23:11)その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない。」と言われた。