2024年6月9日(日)
主のミニストリーの永遠性
The Eternal Nature Of His Ministry
「わたしは、あなたがたに悟りを与え、行くべき道を教えよう。わたしはあなたがたに目を留めて助言を与えよう。」(詩編32:8)
モーセ、ダビデ、イザヤ、ヨブ、ソロモン王、ミカ、あるいは昔の預言者たちの内から誰かが今日現れたとしたら、彼らは私たちにどんなことを言うのでしょうか。もし使徒ペテロ、パウロ、ヤコブ、ヨハネが今日、あなたの前に現れ、仕えるとしたら、彼らは何と言うでしょうか?
彼らがあなたに何を言うかを、私はわかります。彼らは自分たちが書いてある内容について正確に教えてくれるでしょう。彼らの働きは彼自身が書いた文に含まれているので、それ以上は語ろうとしないでしょう。彼らはそれに付け加えることができないのです。しかし、主イエスの場合は違います。
イエスの死は、イエスの働きを終わらせたり封印したりしないのです。主イエスは生きておられ、今日までその働きを続けられているのです。したがって、もし主イエスが今日あなたの前に現れたとしたら、新しいことを言うかもしれません。しかし、それらは主イエスがすでに言われたことと一致するのです。ヨハネの福音書16章12節から15節には、こう書かれています。「わたしには、あなたがたに話すことがまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐える力がありません。しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。御霊はわたしの栄光を現します。わたしのものを受けて、あなたがたに知らせるからです。父が持っておられるものはみな、わたしのものです。ですからわたしは、御霊がわたしのものを受けて、あなたがたに知らせると言ったのです。」
主イエスと、昔の預言者や使徒たちとの違いは、イエスの働きの永遠であるという性質です。主イエスは私たちの間でご自身の働きを続けるため聖霊を送ってくださったのです。主の言葉は、時間と状況を超越した永遠の重要性を持っているのです。主は聖霊について「御霊がわたしのものを受けて、あなたがたに知らせる」と言われました。
聖霊は、イエスのミニストリーの本質を私たちに伝え、私たちに教え、語りかけ、すべての真理へと導いてくださるのです。この神聖なパートナーシップによって、主イエスの並外れた働きが、私たちのうちに、私たちを通して、そして私たちの間に、この現代においても、確実に存続するのです。ハレルヤ!
祈り
愛する父よ、主の宣教の働きが永遠であるという性質に感謝します。私はこの世の騒がしさの中で主の声を聞き分け、主の真理のより深い啓示へと導いてくださる聖霊に身をゆだねます。主が聖霊を通して人生を変え、影響を与え続けてくださるとき、私はまさに主の愛と恵みの通り管です。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(ヨハネ16:13AMPC)しかし、その方、すなわち真理の御霊[真理を授ける御霊]が来られる時、あなた達を導いてすべての真理を[真理全体を残すところなく]知らせてくださる。というのは彼は自分自身の使信を[自分の権威によって]語るのではなく、何でも[父から]聞くところを語るからである。彼は自分に与えられた使信をあなた達に伝える。また来るべきこと[未来に起こる事]をあなた達に告げる[言明する]。
(ヨハネ14:26AMPC)しかし、慰め主[助言者、助け主、とりなす者、弁護者、激励者、援助者]、すなわち、父が私の名によって[私の代わりに、私を代表し、私に代わって働くために]遣わされる聖霊は、あなた達にすべての事を教えてくださる。また彼は私があなた達に語ったことをことごとく思い起こさせ[思い出させ、記憶によみがえらせ]てくださる。