キリストはあなたの中におられる
He’s Right Inside You
「わたしが父におり、父がわたしにおられることを、あなたは信じないのですか。わたしがあなたがたに言うことばは、わたしが自分から話しているのではありません。わたしのうちにおられる父が、ご自分のわざをしておられるのです。」(ヨハネ14:10)
キリスト教とは、あなたの中のキリストを意味します。キリストがあなたと一緒に、もしくはあなたの周りにおられるのではなく、あなたの中におられるのです。これは、明確な違いがあります。本当に、この偉大な栄光の神が、そのすべての満ち足りた力をもって、あなたの中に住んでいるということがわかると、あなたの考え方や生き方が変わり、人生観がまったく違ってくるでしょう。これこそが、あなたが自分自身を訓練し、鍛える必要があることなのです。つまり、内在しておられるキリストの意識です。
ある人は、神は御国におられ、とても遠い存在なので、「主よ、私をもっと近くに引き寄せてください」と祈り、歌います。あなたは、自分の中におられる人に、どれだけ「もっと近づきたい」と思えばいいでしょうか。イエスの考え方を持ってください。イエスは地上におられたとき、御父と共に住んでおられ、御父の臨在の中を常に心に留めておられました。
私たちは、今日の聖書箇所でイエスの言葉を読みました。イエスは「… わたしのうちにおられる父が…」と言われましたが、これは聖霊のことを指しています。 聖霊は神と等しい方です。聖霊はあなたの中に住んでおられる父なのです!わかりますか。ですから、神は遠くにおられるのではなく、あなたの中におられるのです!時には、祈りが天に届かないのではないかと心配する人もいます。そんな心配は必要ありません。あなたが祈る神は、天の下にあなたがいる場所、まさにあなたの中におられるのです。
第一コリント6:17は、私たちとイエスとの切り離せない結びについて、「しかし、主と交われば、一つ霊となるのです」と書かれています。これこそが、あなたが主との豊かな交わりを楽しみ、主と一体となって歩むことができる理由なのです。あなたは主に手をのばそうとして、主が遠くにいるかのように泣き叫ぶ必要はありません。どこにいても、主はあなたの中にいて、あなたは主の中いるのです。
主はあなたの家です。あなたが新しく生まれたとき、あなたは主のもとで生まれました。 第二コリント5:17では、「だれでもキリストのうちにあるなら…」とあります。あなたは主の中で生き、動き、存在しているのです。イエスのように、「わたしが父におり、父がわたしにおられる。」と堂々と言ってください(ヨハネ14:11)。神の祝福がありますように。
祈り
愛する御父よ、 私の心を主の家にしてくださり、主との豊かな交わりを楽しむために、主と切り離せない一体としてくださったことを感謝します。 私の人生における主の臨在による輝きと、栄光から栄光への移り変わりに感謝します。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参照聖書
(ヨハネ14:16-18)わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。
(ガラテヤ4:6)そして、あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父。」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました。
(コロサイ1:26-27)これは、多くの世代にわたって隠されていて、いま神の聖徒たちに現わされた奥義なのです。27 神は聖徒たちに、この奥義が異邦人の間にあってどのように栄光に富んだものであるかを、知らせたいと思われたのです。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。