A MUCH HIGHER PURPOSE

「私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです」(1ヨハネ1:3)

「イエスはなぜ来られたのですか」と尋ねてみると、人々のほとんどは、「私たちを罪から救うために来られました」とか、あるいは「悪魔のしわざを滅ぼすために来られました」と答えています。 しかしイエスは、私たちを罪から救うこと、そして悪魔のしわざを滅ぼすことは、最終目的であり、それよりもはるかに大きな目的をなさるために来られました。

たとえば、ヨハネ10:10(AMPC)で、イエスは、「わたしが来たのは、羊が命を得、またそれを豊かに(その命が溢れるまで最大限に)持つためです。」と言われました。したがって、イエスは私たちに命を与えるために来られたのは、確かですが、よく考えてみると、それは目的の中の1つでした。1コリント1:9に、「神は真実であり、その方のお召しによって、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れられました。」とあります。これは非常に力強い御言葉で、イエスが来られた目的を完成します。 

イエスが、私たちと共に、御父との交わりのうちに、あるいは一体化にされずに、ただ救出のみで、または悪魔のしわざを滅ぼすだけで終わったなら、あるいは、私たちに命だけを与えていたなら、すべての事は十分でなかったはずです。世界の基いからの奥義であり、神の望みすべては、私たちにおられるキリストとの交わりでした。コロサイ1:26-27はそれを指して、「これは、多くの世代にわたって隠されていて、いま神の聖徒たちに現わされた奥義なのです。…この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。」と述べています。

イエスは私たちを罪から救い出し、主の命を与え、私たちが父と一つになることを可能にしてくださいました。主は私たちを神の同じ仲間として交わりの中に招かれました。1ヨハネ1:3に、「私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです」とあります。イエスが私たちにもたらしたこと、可能にした大きなこととは、御父との交わりです。今、御父に属するものはすべて私たちのものです。私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人です。神に栄光がありますように!

祈り
貴い御父よ、私を父と同じ類いの存在のように引き上げられた無限の愛と恵みをありがとうございます。御子イエス・キリストと父なる神との交わりとで一体になったこと、そしてパートナーシップの恵みを味わう私の喜びには、限界がありません。今から永遠に父の御名に栄光がありますように。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(ローマ8:17) もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。

(1コリント6:17) しかし、主と交われば、一つ霊となるのです。

(2コリント13:13) 主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたすべてとともにありますように。