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「エサウは、『見てくれ。死にそうなのだ。長子の権利など、今の私に何になろう。』と言った。」（創世記25：32）

オバデヤ1：21は衝撃的なことを語っています。「救う者たちは、エサウの山をさばくために、シオンの山を上り、王権は主のものとなる。」エサウは、神がいない人たち、世俗的で、感覚、又は肉に支配される者たち、霊的なことに価値を置かない人を表しています。そのような人々は、聖書によると、その人たちは肉の人であって、神を喜ばせることができません。（ローマ8：8）

エサウはヤコブの兄でしたが、霊的なことに関心がなく、自分の長子の権利をヤコブに器一杯の食事と交換してしまったのです。エサウの行動の霊的意味は、当時はエサウ自身にとっては、何の兆し（きざし）もないことでした。それは、エサウが食べた食事が問題なのではありません。霊的なことを軽視する彼の態度が問題でした。長子の権利は霊的なものでした。長子の権利には特別な祝福が込められていました。エサウは、食べ物のために長子の権利を弟であるヤコブに売ったのです。エサウが求めたのは、肉体的な、その瞬間の触るもの、味わうもの、感じることなどの欲求を満たすことで、エサウはそれを手に入れました。エサウは霊的なものより、肉的なものを選択したのです。

一方、ヤコブは賢かったのです。ヤコブは祝福を求めて、それを手に入れました。祝福とは、目に見えない万能薬(unseen elixir)のようなものです。感覚では、祝福は見通せません。祝福として見えるものは、祝福の結果です。それは、神の御霊の油注ぎのようなものです。あなたは、油注ぎを見ることも触ることもできませんが、油注ぎは実在し超自然的なものです。

今日にも霊的なことに価値を置かない人がいます。その人はエサウのようです。彼らは家でスポーツを観戦する方が、教会に行くより良いと考えます。彼らは祈るよりも、社会的なかかわりを持つことを日常としています。そういう人は肉的なクリスチャンです。あなたは、どんな人生を送っていますか？あなたにとって重要なことは何ですか？あなたは、どんなことを大切にしていますか？イエスの血潮は、あなたにとってどんな意味がありますか？あなたに代わってくれたイエスの贖いの犠牲を、どのように黙想していますか？あなたに向けられた神の愛を静まって熟考し、本質から理解し味わっていますか？毎日、主はあなたの人生を支配していますか？

キリストと神の栄光ある御国の統治があなたにとって真実に意味のあるものにしましょう。霊的なものに対するあなたの情熱と主に対する愛が、あなたがすることすべてに表れるようにしましょう。

祈り
恵み深き愛の御父よ、私への父の愛と、私の人生に現してくださった父の栄光を、ありがとうございます。私の人生を統治する主となり、そしていつも父の完全な御心の中で、私を導く知恵を、ありがとうございます。私の人生は、今も、そしていつまでも、父の栄光のためのものです。イエスの御名で祈ります。アーメン。

参照聖書
Ⅱコリント5：14－15 　というのは、キリストの愛が私たちを取り囲んでいるからです。私たちはこう考えました。ひとりの人がすべての人のために死んだ以上、すべての人が死んだのです。15 また、キリストがすべての人のために死なれたのは、生きている人々が、もはや自分のためにではなく、自分のために死んでよみがえった方のために生きるためなのです。

マタイ6：33 　だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。

コロサイ1：10 　また、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように。