2022年1月17日(月)
霊を見分けなさい
Examine The Spirits

「愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。」(第一ヨハネ4:1)

使徒ヨハネが「にせ預言者」について語ったとき、それは本来、悪魔に影響されて世を惑わす「欺きの者」のことを指していたのです。私たちはこの終わりの時に、そのような人々を大勢に目撃しています。ヨハネが「霊をためしなさい」と言っているのは、国々に影響を与え、欺き、動揺させるある悪霊に影響されている人々の声を指しているのです。

今日の御言葉の第一ヨハネ福音書4:2―3節の文脈を読むと、ヨハネは反キリストの霊について話していることがわかります。「獣」、「不法の人」、「罪の人」とも呼ばれる「反キリスト」だけではなく、その働きの背後にある霊のことを話しています。この反キリストの霊は、ヨハネの時代からこの世に存在し、私たちはその働きを見分けることができるのです。

神に感謝します。私たちは、主の働きとにせ預言者やその使者の働きを見分けることができるだけでなく、それらに打ち勝ったのです。第一ヨハネ4章4節には「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」とあります。

ヨハネは5節で続いています。「彼らはこの世の者です。ですから、この世のことばを語り、この世もまた彼らの言うことに耳を傾けます。私たちは神から出た者です。神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、神から出ていない者は、私たちの言うことに耳を貸しません。私たちはこれで真理の霊と偽りの霊とを見分けます」(第一ヨハネ4:5-6)。神の真理の中を歩き、霊的に注意していれば、にせ科学の説く者たちや彼らが広める偽りから守られることでしょう。

真理はあなたの霊の中にあることを覚えてください。真理の霊である聖霊があなたの中に住んでおられるからです。第二ヨハネ1章2節には「このことは、私たちのうちに宿る真理によることです。そして真理はいつまでも私たちとともにあります」と書かれています。神の真理はあなたを守り、救い、困難から救ってくれます。詩篇91章4節は「… 主の真実は、大盾であり、とりでである」と述べています。

祈り
愛する父よ、私の人生を切り開くための御言葉をくださり、ありがとうございます。私は見分ける力があり、鋭く判断ができます。私は主の言葉と主の霊に導かれているので、今日、世界の暗やみにおける反キリストの霊による偽りの教理、欺き、策略、詐欺、嘘、動揺に対して無敵なのです。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖書
(第二ペテロ2:1 AMPC)しかし、イスラエルの中には、にせ預言者も出ました。同じように、あなたがたの中にも、にせ教師が現われるようになります。彼らは、滅びをもたらす異端をひそかに持ち込み、自分たちを買い取ってくださった主を否定するようなことさえして、自分たちの身にすみやかな滅びを招いています。

(第一ヨハネ2:18-20)小さい者たちよ。今は終わりの時です。あなたがたが反キリストの来ることを聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現われています。それによって、今が終わりの時であることがわかります。彼らは私たちの中から出て行きましたが、もともと私たちの仲間ではなかったのです。もし私たちの仲間であったのなら、私たちといっしょにとどまっていたことでしょう。しかし、そうなったのは、彼らがみな私たちの仲間でなかったことが明らかにされるためなのです。あなたがたには聖なる方からの注ぎの油があるので、だれでも知識を持っています。