2025年4月30日(水)
集団での祈りの力
The Power Of Corporate Prayer
「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」(エペソ6:12)
数年前、悪魔の力を背景にした世界的な権力者たちが、都市や学校、さらには教会までも支配しようと意図的に試みたことがありました。世界中が閉鎖されるという前代未聞の世界的状況でした。道端には命の気配は無くなり、車もなく、歩行者もいなくなり、普通の生活の自由が奪われたのです。
これらの邪悪な勢力は、自分たちの目的を追求するためなら人命を顧みず、犠牲も、操ることも全く気にしませんでした。しかし私は、キリストの体である教会の力が、彼らのどんな力よりもはるかに大きいことを知っていました。私たちに必要なのは祈り、神を賛美することでした。私たちは共に祈り、私たちの地域、都市、コミュニティを支配しようとした勢力から取り戻すために断固として行動しました。そして神に栄光を返し、私たちは勝利を収めたのです!
なぜこれがそんなに重要なのでしょうか。地域教会や牧者が祈りと断食を呼びかけるとき、それを無視してはいけません!キリストの体として、私たちは共に、多くの事を成し遂げることができるのです。使徒の働き4章31節には、教会の集団的な祈りが、キリストのメッセージを大胆に宣べ伝える力を与えたことが記されています。「彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震え動き、一同が聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」
使徒の働き12章5節から16節にも、ペテロが投獄されている間、教会がペテロのために熱心に祈った例があります。主の御使いが奇跡的にペテロを牢から解放したとき、彼らの祈りは答えられました。ハレルヤ!
他のクリスチャンと一緒に祈る機会があるたびに、あなたは興奮するはずです。そのような時、私たちは教会の力を発揮し、敵に私たちのものを奪われることを拒否するのです。むしろ、私たちはイエスの御名によって回復を宣言することによって、国々の状況を好転させるのです。
祈り
愛する父よ、集団の祈りの力と、キリスト・イエスを通して私たちに与えてくださった、あらゆる主権と闇の力に立ち向かう権威に感謝します。私たちは、戦争、誘拐、殺害、不正を通して、国々を支配するあらゆる悪魔の意図に抵抗します。私たちは、私たちの都市と国に命と回復、勝利を語り、私たちの国境に平和を宣言します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(ヤコブ5:16)ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。
(マタイ18:18-20)まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、それは天においても解かれているのです。まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」
(使徒12:1—5)そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。それがユダヤ人の気に入ったのを見て、次にはペテロをも捕えにかかった。それは、種なしパンの祝いの時期であった。ヘロデはペテロを捕えて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。それは、過越の祭りの後に、民の前に引き出す考えであったからである。こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために、神に熱心に祈り続けていた。