12月14日(水)
賛美を通して主の力を発揮する
Activating His Power Through Praise

「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ。主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。」 (ゼパニヤ3:17)

今日の御言葉は、神の権力や神の救いの力は、歌うことによって発揮されることを教えています。多くの問題を経験しているクリスチャンが、この御言葉を適用するなら、大きな勝利を得ることができます! 神の霊は歌うことに反応し、喜びをもってあなたを苦難から救ってくださるのです。

歴史を通して、神の民が歌ったからこそ、偉大な勝利がもたらされたのです。それについて考えてみてください。歴代誌下20章では、ユダはアモン、モアブ、セイル山という三つの敵国に囲まれ、数的に完全に圧倒されていました。

その知らせを受けた王は、まず軍の隊長に相談しませんでした。王は全ユダを集め、祈りと断食で主の救いを求めました。そして、神は預言のメッセージを通して、こう言われました。「… 恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる」(歴代誌下20:17)。

そこでヨシャパテは、歌う者たちを任命し、軍の前に置いて主を賛美させました。次に出てくる事実に注目してほしいのです。ヨシャパテは彼らに簡単な詩編を与えて歌わせたのです。彼らは「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで」と歌いました。そして、主は敵の陣営を混乱させ、互いに剣を向けさせ、完全に破壊させたのです。ハレルヤ!

使徒16章で、パウロとシラスは偽りの告発のため投獄されました。しかし聖書は次のように述べています。「 真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。ところが突然、大地震が起こって、獄舎の土台が揺れ動き、たちまちとびらが全部あいて、みなの鎖が解けてしまった」(使徒16:25-26)。

彼らは神に救出を求めず、ただ神を賛美したのです。パウロとシラスは、主を賛美すれば、主の力が発揮されて救われることを知っていたのです。この二つの例では、賛美する前に救われたのではなく、主を賛美することによって救われたのです。ハレルヤ!

困難なとき、不利なとき、あらゆる所から非難を浴びるとき、神をほめたたえましょう。賛美の歌で、神の力を発揮させるのです。

祈り
愛する父よ、すべての偉大さと力は主のものです。天地のすべては主のものであり、主はすべての上に高くおられます。主よ、私は主を愛し、主に感謝します。主は寛大で、正しく、真実そのものです。アーメン。

参照聖書
(歴代誌上29:11)主よ。偉大さと力と栄えと栄光と尊厳とはあなたのものです。天にあるもの地にあるものはみなそうです。主よ。王国もあなたのものです。あなたはすべてのものの上に、かしらとしてあがむべき方です。

(詩編106:1-2)ハレルヤ。主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。だれが主の大能のわざを語り、そのすべての誉れをふれ知らせることができよう。

(詩編145:4)代は代へと、あなたのみわざをほめ歌い、あなたの大能のわざを告げ知らせるでしょう。