2024年8月23日(金)
蛇やさそりに対する支配権
Dominion Over Serpents And Scorpions

「蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」(マルコ16:18)

冒頭聖句で、主イエスは信じる者に伴うしるしを列挙されています。主イエスは、信じる者が 「蛇をつかむ 」と言われました。「蛇をつかむ」とはどういう意味でしょうか。イエスは文字通りの意味で語っているのでしょうか、それとも比喩的に語っているのでしょうか。

実は、この言葉はどちらにも解釈できます。文字通りの解釈では、使徒の働き28章でパウロが示したように、物理的に蛇を傷つけずに扱う能力を指します。そして、マタイの福音書12章34節で、イエスは、特定の人々のずる賢く、邪悪な性質を指して、「まむしのすえ」と言われました。「まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。」

別の例では、イエスは律法学者やパリサイ人たちの偽善を非難し、彼らを 「蛇(まむし) 」に例えました。「おまえたち蛇ども、まむしのすえども。おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。」(マタイ23:33)したがって、比喩的に言えば、「蛇 」は、霊的な敵対者を象徴することができます。しかし、物理的であろうと霊的であろうと、その形態に関係なく、蛇を「つかむ 」ことができるということは、彼らについてコントロールし、支配することを意味するのです。

したがって、毒蛇による物理的な脅威であろうと、真理と義に反対する霊的な敵であろうと、欺き、操り、嘘、策略、陰謀を企てる者であろうと、あなたはそれらすべてに対して権威と支配権を持っているのです。

主は、ルカの福音書10章19節(AMPC)で、美しい言葉を語っておられました。「見よ、私はあなたたちに、蛇やさそりを踏みつける権威[力]と、敵「が所有している」あらゆる力に勝る力[肉体的、精神的な力と能力]を授けた。だから、あなた達に害を加えるもの一つもない。」主は「蛇とさそり」に対するあなたの祝福された権威と支配権を繰り返し、文字通りの意味でも比喩的な意味でも述べています。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、敵のすべての働き、欺き、策略、操作、欺瞞に打ち勝つ権威と力を与えてくださったことを感謝します。主の御言葉の真理に堅く立つとき、私は何ものによっても傷つけられることはないと確信し、大胆に歩んでいきます。私は天においても地においても、私の世界を征服し、支配し、掌握する力と権威を与えられています。イエスの御名によって祈ります。ハレルヤ! 

参照聖書
(ルカ10:19MSG)確かに、わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。

(マタイ12:34AMPC)おまえたちまむしの子孫よ。自分自身が悪くて[邪悪であって]どうして良い事を話せようか。心に充満して[あふれて、過剰になって]口は語り出すものだからである。

(マルコ16:17-18) 信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」