Pray For God’s People In Distress
「終わりに、兄弟たちよ。私たちのために祈ってください。主のみことばが、あなたがたのところでと同じように早く広まり、またあがめられますように。」(2テサロニケ3:1)
使徒12:1-2には、「そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。」とあります。教会はヤコブが逮捕されたことを聞いて、「ヤコブが逮捕されたのか?彼は信仰の人だから、何も起こらないだろう。」と思ったに違いありません。しかし、ヤコブが殺されたことで、その事実は彼らの注意を引くようになりました。
神はどこにいたのか?神はどうやってこんなことを許されたのか?神のせいにしようとして、このように疑問に思った人もいるかもしれません。しかし、そのようなことを起こさせているのは神ではありません。イエスは、「その日には、あなたがたはもはや、わたしに何も尋ねません。まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが父に求めることは何でも、父は、わたしの名によってそれをあなたがたにお与えになります。」(ヨハネ16:23)と言われました。
そして、マタイ28:18でイエスは、「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」と宣言し、その権威に基づいて「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」(マタイ28:19)と言われました。イエスは私たちに権威を与え、御名を与えてくださいました。つまり、ヤコブが殺されるのを許したのはイエスではなく、祈りの中で権威を行使しなかったクリスチャンたちに責任があるのです。
その次に、ペテロが逮捕された時、聖書では、彼ら(教会)は絶え間なく祈ったと述べています。神が介入してペテロは釈放されました(使徒12:5)。ですから、あなたが祈らなければ神は介入されませんが、あなたが祈る度に、いろんな意味で神が介入することを「合法的に」可能にしているのです。
このような理由から、私たちは福音を伝える者たちのために、また、この終わりの時に和解の働きが前進するように祈らなければなりません。使徒パウロはコロサイのクリスチャンたちにこう書きました。「同時に、私たちのためにも、神がみことばのために門を開いてくださって、私たちがキリストの奥義を語れるように、祈ってください。この奥義のために、私は牢に入れられています」(コロサイ4:3)。 神はすでに彼らに福音を宣べ伝えるようにと言われていたのに、なぜ、神に伝道の扉を開いてくださるようにと祈る必要があったのでしょうか。それはこの世には敵対者がいることを教えています。ですから、常に世界中のキリストの教会のために祈ってください。
報告によると、クリスチャンが世界で最も迫害されているグループであることがわかります。多くのクリスチャンが悲惨な苦しみの中にあり、イエス・キリストへの信仰のために、最も非人間的な扱いを受けています。しかし、彼らに対するあなたの祈りによって、彼らは力づけられます。そして主は彼らの状況に介入し、変化をもたらしてくださいます。
祈り
愛する父なる神様、私は福音を伝える働き人たちと世界中の神の民のために、彼らの力が衰えないように祈ります。クリスチャンへの迫害を助長し、福音の広がりを妨げている人や組織に対して祈ります。そのような力を断ち切り、彼らの奮闘が役に立たなくなるように祈ります。敵の攻撃にもかかわらず、福音が霊の速さで急速に広がり、勝利するように、イエスの御名でお祈りします。アーメン!
参照聖書
(2テサロニケ 3:1-2)終わりに、兄弟たちよ。私たちのために祈ってください。主のみことばが、あなたがたのところでと同じように早く広まり、またあがめられますように。2 また、私たちが、ひねくれた悪人どもの手から救い出されますように。すべての人が信仰を持っているのではないからです。
(ローマ 15:30-32)兄弟たち。私たちの主イエス・キリストによって、また、御霊の愛によって切にお願いします。私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。31 私がユダヤにいる不信仰な人々から救い出され、またエルサレムに対する私の奉仕が聖徒たちに受け入れられるものとなりますように。32 その結果として、神のみこころにより、喜びをもってあなたがたのところへ行き、あなたがたの中で、ともにいこいを得ることができますように。