2023年9月1日(金)
自分を築き、他の人々を建て上げる
Build Yourself And Build Others

「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えなが ら、責め、戒め、また勧めなさい。」(2テモテ4:2)

使徒パウロは、テモテに次のような手紙を書いています。「あなたは熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに解き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、務め励みなさい」(2テモテ2:15)。彼が強調しているのは、人にではなく、神に認められるように務め励むことです。つまり、あなたは、ミニストリーの働き、魂を勝ち取り、弟子をつくるための準備ができ、訓練された者として、神に自分を捧げなければならないということです。

説教や教えるために聖書を学ぶだけの人たちがいます。確かに、それも御言葉の勉強だから他の人たちのためになります。しかし、御言葉によって意識的に自分自身を建て上げることが重要です。まず、御言葉があなたの内で働かせるようにするのです!御言葉を伝える者になるだけでは十分ではありません。あなたの個人的な成長はどうでしょうか? あなたは御言葉によって自分の霊を建て上げなければいけません。

あなたを建て上げることは、御言葉があなたの人格を築き、あなたの考え方や生き方を形作ることを伴います。神の言葉が、あなたの優先順位と関心さを決定し、あなたの人生のあらゆる領域を支配しなければなりません。

ローマ人の手紙12章2節で、御言葉は正しい考えを養い、絶え間ない変化を経験する方法を示しています。「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」

御言葉を学び黙想することによって、適切な優先順位を確立し、自分の関心を敬虔なる原則に一致させていくのです。今日の本文聖句の後半は、「…すなわち真理の御言葉を間違えなく分析する[正しく取り扱い、巧みに教える]」(2テモテ2:15 AMPC)と語っています。

聖書は、主に仕える者は教えることがうまくできなければならないと教えています(2テモテ2:24)。ですから、あなたには人を教え、建て上げる責任があります。しかし、それはすべてあなたを建てることから始まるのです。神の言葉によって自分自身を建て上げ、その後、また他の人々を建て上げ、啓発してください。

祈り
愛する父よ、主の御言葉によって私自分を建て上げ、私の人格を変革する御言葉の力を経験します。私の思考は一新され、私の優先順位は神聖の原則と一致しています。私は、主の御言葉を他の人々に効果的に教え、分かち合い、彼らの信仰を強く建て上げることができ、感謝します。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(1ペテロ2:2)生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。

(使徒20:32)いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。

(コロサイ3:16)キリストのことばをあなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。