7月17日(日)
聖所での働き
Ministering In The Sanctuary

「幕屋が設けられ、その前部の所には、燭台と机と供えのパンがありました。聖所と呼ばれる所です。」 (へブル9:2)

旧約聖書では、出エジプト30章7-8節に、神がアロンに与えた指示から、聖所における祭司の働きを観察することができます。神は「アロンはその上でかおりの高い香をたく。朝ごとにともしびをととのえるときに、煙を立ち上らせなければならない。アロンは夕暮れにも、ともしびをともすときに、煙を立ち上らせなければならない。これは、あなたがたの代々にわたる、主の前の常供の香のささげ物である」と言われました。

神が常に灯をともしていなければならないと言われたことに注目してください。また、夕方と朝ごとに灯をともすときは、香をたきなさいとも言われました。これは、旧約聖書における祭司の聖所での働きに関する非常に具体的な指示です。

さて、今日の御言葉を新改訳聖書箇所で読むと「幕屋が設けられた。その最初の部屋には、燭台、机、聖別されたパンがあり、これは聖所と呼ばれた」とあります。その聖所には、パン(供えのパンの机)、燭台(メノラ;枝のように分かれた大きな燭台)、そして幕のすぐ前には香の祭壇の三つがあったのです。この三つが聖所の中にあったものでした。このことは、現代の私たちにどのように当てはまるでしょうか。

「パン」とは、御言葉と黙想のことです。「主の臨在のパン」とも呼ばれる「供えのパン」は、祭司だけが食べていたことを思い出してください(レビ記8:31、24:8)。そして、聖書によると、私たちは「神のための王であり祭司」(黙示録1:6)とされ、神のための聖なる祭司とされています。ですから、私たちは御言葉に対する私たちの黙想を表す「神の臨在のパン」を食べる資格があるのです。

聖所の第二のものは、毎日の御霊のともしびでした。神はアロンに言われました「アロンに告げて言え。あなたがともしび皿を上げるときは、七つのともしび皿が燭台の前を照らすようにしなさい」(民数記8:2)。これは神の七つの霊を表しています。「御座からいなずまと声と雷鳴が起こった。七つのともしびが御座の前で燃えていた。神の七つの御霊である」(黙示録4:5)。これらは御霊の充満を意味し、私たちの交わりと御霊の継続的な充満を意味します。エペソ5章18-21節を学ぶと、あなたがどのように毎日聖霊で満たされるかその方法がわかります。

聖所の中の第三のものは香の祭壇で、これは聖徒の祈りの務めを意味します。詩編141章2節には「私の祈りが、御前への香として、私が手を上げることが、夕べのささげ物として立ち上りますように」とあります。これは、私たちの礼拝、賛美、感謝、とりなし祈りのことを指しています。今日、あなたはその聖所です。聖所では、御言葉、聖霊、そして祈り、この三つが大切なのです。毎日、御言葉を黙想し、聖霊に常に満たされ、いつも祈りましょう。

祈り
愛する父よ、主の聖所での私の働きによる特権を感謝します。私は常に聖霊に満たされながら、祈りと御言葉の学びと黙想に身を捧げ、いつも勝利します。主の御霊が私のうちに働いておられ、私は増え続ける働きにより、増え続ける恵みを得ています。イエスの御名によってお祈りします。アーメン!

参照聖書
(出エジプト30:7-8)アロンはその上でかおりの高い香をたく。朝ごとにともしびをととのえるときに、煙を立ち上らせなければならない。アロンは夕暮れにも、ともしびをともすときに、煙を立ち上らせなければならない。これは、あなたがたの代々にわたる、主の前の常供の香のささげ物である。

(コロサイ3:16)キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。

(エペソ5:18-20)また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。