2024年3月15日(金)
義:不敬虔な者への賜物
Righteousness: A Gift To The Ungodly

「もしひとりの違反により、ひとりによって死が支配するようになったとすれば、なおさらのこと、恵みと義の賜物とを豊かに受けている人々は、ひとりのイエス・キリストにより、いのちにあって支配するのです。」(ローマ5:17)

「義」は神の主要な賜物の一つです。しかし、義がクリスチャンにではなく、世に贈られたものであることをご存知でしょうか?「義」は不敬虔な者への贈物なのです。ローマ人4章5節で、神は不敬虔な者を義とされるお方としています、「何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じるなら、その信仰が義とみなされるのです。」

ここで、クリスチャンを義とされるとは書かれていません。クリスチャンは義の賜物を「受け取った」のではなく、クリスチャンは義として生まれたのです。生まれ変わったとき、あなたは神の義として生まれたのです。

パウロは、ローマへの手紙の中で義について述べています。特に5章17節にあるように、アブラハム、ひいてはイエス・キリストを信じるすべての人に与えられた義の合法性に関する一般的な議論です。私たちは、義が「私たち」に賜物として与えられたと信じているかもしれないが、神が私たちに賜物として与えたのはそれがすべてではないのです。

例えば、ローマ6章23節には、「罪の報酬は死ですが、神の賜物は、私たちの主イエス・キリストによる永遠の命です。」とあります。永遠の命は罪人に与えられるものであって、クリスチャンに与えられるものではありません。永遠の命は罪人がクリスチャンになるために与えられるものです。クリスチャンとは、永遠の命を持っている人のことであり、永遠の命の贈り物を「受け取ろうとしている」人のことではないのです。

聖書には、信じる者は誰でも永遠の命を持つと書かれています。ひとたび信じたなら、すぐにその人の霊の中に永遠の命が始まるのです。したがって、永遠の命はもはや「与えられる」ものではありません。 彼は永遠の命として生まれ、永遠の命の中にいるのです。キリストを受け入れたとき、彼は永遠の命を持って生まれたのです。義も同じです。

まるであなたが母親から生まれたときのようです。人間になるために、まず命の贈り物を受ける必要はありませんでした!あなたは人間の命をもって存在するようになったのです。そうでなければ、あなたは生きているとは言えないことでしょう。

したがって、要するに、全世界には義の賜物は法的に与えられているのです。この賜物を受け取ることで、罪の意識、恐れ、劣等感、非難せずに神の御前に立つことができるのです。この賜物を受け取る者は誰でも救われるのです。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、キリストにあって私が持っている栄光と支配の人生を感謝します。 私のうちに聖霊の働きに感謝します。 私は正しく考え、正しく行い、正しく実を結ぶ力を持っており、日々キリストを通して人生を統治しています。イエスの御名によって祈ります。 アーメン。

参照聖書
(ローマ5:12-19)そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです。13 というのは、律法が与えられるまでの時期にも罪は世にあったからです。しかし罪は、何かの律法がなければ、認められないものです。14 ところが死は、アダムからモーセまでの間も、アダムの違反と同じようには罪を犯さなかった人々をさえ支配しました。アダムはきたるべき方のひな型です。15 ただし、恵みには違反のばあいとは違う点があります。もしひとりの違反によって多くの人が死んだとすれば、それにもまして、神の恵みとひとりの人イエス・キリストの恵みによる賜物とは、多くの人々に満ちあふれるのです。16 また、賜物には、罪を犯したひとりによるばあいと違った点があります。さばきのばあいは、一つの違反のために罪に定められたのですが、恵みのばあいは、多くの違反が義と認められるからです。17 もしひとりの人の違反により、ひとりによって死が支配するようになったとすれば、なおさらのこと、恵みと義の賜物とを豊かに受けている人々は、ひとりの人イエス・キリストにより、いのちにあって支配するのです。18 こういうわけで、ちょうど一つの違反によってすべての人が罪に定められたのと同様に、一つの義の行為によってすべての人が義と認められて、いのちを与えられるのです。19 すなわち、ちょうどひとりの人の不従順によって多くの人が罪人とされたのと同様に、ひとりの従順によって多くの人が義人とされるのです。

(ローマ5:6)私たちがまだ弱かったとき、キリストは定められた時に、不敬虔な者のために死んでくださいました。