1月21日(土)
義を語る
Speaking Righteousness
「まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。」(へブル5:13)
今日の御言葉の「義の」という表現は、ギリシャ語「ディカイオスネー(dikaiosunē)」で、御言葉あるいは、義の言葉「ロゴス(logos)」(ギリシャ語)を意味しています。ある訳では「言葉」の代わりに「教理」を使ったり、「教え」を使ったりしています。しかし、この御言葉に込められている霊的な意味は、はるかに高い次元のことを意味します。それは、義を語ること、または義のコミュニケーションを指しているのです。
このことをさらに理解するために、マタイ4章にあるサタンの誘惑を受けたときのイエスの反応を見てみましょう。イエスはその都度聖句を引用しましたが、律法の立場から反応されませんでした。例えば、聖書に「盗んではならない」(出エジプト20:15)とあるのは、イスラエルに対して戒めの一つとして書かれたものです。
しかし、あなたがクリスチャンになったとき、「盗んではならない」という言葉はあなたには適用されません!あなたの霊に当てはまる言葉ではありません。だからといって、盗んでもいいのでしょうか。もちろん、そんなことはありません! キリスト教で、あなたは盗まない性質を持っているのです。あなたは、より高いレベルで働く人です。あなたは律法や十戒に従って歩むのではありません。 聖書がこう言っているからです。「…律法は、正しい人のためにあるのではなく」(第一テモテ1:9)
それで、イエスがサタンに「人はパンだけで生きることはできないと書いてある」(マタイ4:4)と言われたのは、イエスご自身の生涯と、イエスの義を描写されたものだったのです。ハレルヤ! 神は、あなたがイエスと同じように御言葉で応答することを期待しておられます。それは引用するために、ただ御言葉を暗記するのではありません。キリストにあるあなたの性質に沿って義を語るために御言葉を暗記するのです。
時には、御言葉で反応するとき、あなたが引用する聖句が文字とおりではないかもしれません。しかし、あなたは自分の言っていることが神の御言葉と一致していることを意識するのです。そうするとそのメッセージが御霊の言葉であなたの霊に届くのです。このように、サタンに対して、また人生の問題に対応するとき、あなたはいつも勝利することができるのです。神をほめたたえます!
告白
私の人生は、キリストの栄光と統治を表現するものです。私はより高い次元の人生を生きています。私は神の相続人であり、キリストとの共同相続人です。全世界は私のものです! 神聖の命は私のうちに働いており、その神の命は私のあらゆる細胞部分に活かされています。神に栄光をお返しします!
参照聖書
(第一コリント2:12-13)ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、御霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。
(コロサイ3:16)キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。
(ローマ10:6-8)しかし、信仰による義はこう言います。「あなたは心の中で、だれが天に上るだろうか、と言ってはいけない。」それはキリストを引き降ろすことです。 7 また、「だれが地の奥底に下るだろうか、と言ってはいけない。」それはキリストを死者の中から引き上げることです。8 では、どう言っていますか。「みことばはあなたの近くにある。あなたの口にあり、あなたの心にある。」これは私たちの宣べ伝えている信仰のことばのことです。