2022年6月14日(火)
義と聖さをもって神に仕えなさい
Serve God In Righteousness And Holiness
「こういうわけで、私たちはキリストの大使なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。」 (第二コリント5:20)
今日の御言葉から私たちは、使徒パウロの注意深い言葉の使い方が見えてきます。前の節で、彼は「私たち(私たち全員)には和解の務めが与えられています」(第二コリント5:18)と言っています。そして、この和解の務めの重要性を訴え、コリントの教会にこのメッセージを世界に伝えるように促しています。
しかし、パウロは彼らに努めの重要性を伝えたことに終わらなかったのです。彼らに神と人の和解の重要性を強調した後、パウロは次の主題に進んでこう言います。「こういうわけで、私たちはキリストの大使なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。」
パウロが「私たちはキリストの大使です」と言ったとき、彼はキリストの教会全体について言及していませんでした。むしろ、彼自身とこの手紙を書いたテモテなど、その仲間を指しているのです。彼は、コリントの教会に神と和解するように勧めました。世界を神と和解させるようにと言った人々に、パウロは今度彼らに向かって「…神と和解しなさい」と言っているのです。なぜでしょうか。
それは、彼らが正しい生き方をしていなかったからです。ですから、彼らに向かってこう言っているのです。「御霊が『世の中の人々のところに行って、神と和解させなさい』と言われたように、あなた方に対しても『悔い改めて、神と和解しなさい』と言われているのです。」これはとても重要なことです。私たちは神の民として、救いのメッセージを救われていない人々に伝え、人々を神と和解させるという働きに携わることが勧められているからです。しかし、このような務めをしている間も、主に喜ばれる生き方をするのです。
キリスト教は義への呼びかけであり、義の中での歩みです。罪の中で生きてはいけないのです。聖書は、罪があなたがたを支配してはならないと言っています(ローマ6:14)。聖さと義の中で神に仕えるのです。どんな圧力があっても、御言葉にとどまり、クリスチャンであることを実践してください。毎日、正しい生活を送るのです。
祈り
愛する主よ、私が正しい人生を歩むように、私に義の性質を授けてくださったことを感謝します。私は義の中に歩み、義の業と実を結びます。私は闇の世界の光であり、罪人の道を照らし、彼らの目を開かれ、御国に導かれるようにします。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。
参照聖書
(エペソ4:20-24)しかし、あなたがたはキリストのことを、このようには学びませんでした。ただし、ほんとうにあなたがたがキリストに聞き、キリストにあって教えられているのならばです。まさしく真理はイエスにあるのですから。その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。
(第二コリント5:17-21)だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです。