We Are King-Priests
「わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が、世々限りなくありますように。アーメン。」 (黙示1:6 新共同訳)
今日の聖書箇所の「王とし、祭司として」(kings and priests) という節は、他の訳では「祭司の王国」(kingdom of priests) と表現されていますが、どちらも正確ではありません。読者は「祭司の王国」とは祭司のいる王国のことだと思いがちです。しかしギリシャ語の正しい表現は 「王である祭司 」(king-priests) です。神は私たちを「王である祭司」(king-priests) としてくださったのです。これは預言の成就です!
出エジプト記19:5-6において、神はイスラエルの子らにこう言われました。「今、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るなら、あなたがたはすべての国々の民の中にあって、わたしの宝となる。全世界はわたしのものだからである。あなたがたはわたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。これが、イスラエル人にあなたの語るべきことばである。」「王国 」(kingdom)と訳されている言葉は、「王族 」(royalty)という言葉です。ですから、神がイスラエルの民に「わたしはあなたがたに祭司の王国を作る。」と言われたのは、「あなたがたは王族の祭司(royal priests)であり、または王である祭司(king-priests)になる。」という意味でした。
ペテロは、その預言の成就が、キリスト・イエスにあることを知っていました。聖書にはこう書かれています。「神の約束はことごとく、この方において『しかり。』となりました…」(第二コリント1:20)。ですから、神は、祭司の王国(kingdom of priests)、王である祭司をお持ちなのです。「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、きよい国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」(1ペテロ2:9)
王の司祭として、あなたの主な責任は、祈りと嘆願をもって、王としての執り成しをすることです。 神はあなたにイエスの御名を用いて、地上の出来事の流れを変える支配力と権限を与えてくださいました。ですから今、この地上であなたの家族、あなたの周りの人々の生活、そしてあなたの町や国の中で、神の御心を実現させるために、神と共に歩んでください。あなたの霊に勝利の音が聞こえるまで、神の力が彼らに影響することに集中することを学んでいきましょう。ハレルヤ!
祈り
愛する主よ、私の人生における聖霊の臨在を感謝します。聖霊は、私が王である祭司として、王にふさわしい執り成しの務めを果たすのを助け、私の家族、友人、都市、国、世界に対するあなたの御心と目的を私に明らかにし、それを実現するためにあなたと共に歩むようにしてくださいます。あなたの御言葉が人々の生活の中に広まり、義の活動が増えるように、また、あなたの臨在があらゆる場所で彼らの心を覆ってくださいますよう、イエスの御名でお祈りします。アーメン!
参照聖書
(エゼキエル 3:17-21)「人の子よ。わたしはあなたをイスラエルの家の見張り人とした。あなたは、わたしの口からことばを聞くとき、わたしに代わって彼らに警告を与えよ。18 わたしが悪者に、『あなたは必ず死ぬ。』と言うとき、もしあなたが彼に警告を与えず、悪者に悪の道から離れて生きのびるように語って、警告しないなら、その悪者は自分の不義のために死ぬ。そして、わたしは彼の血の責任をあなたに問う。
19 もしあなたが悪者に警告を与えても、彼がその悪を悔い改めず、その悪の道から立ち返らないなら、彼は自分の不義のために死ななければならない。しかしあなたは自分のいのちを救うことになる。20 もし、正しい人がその正しい行ないをやめて、不正を行なうなら、わたしは彼の前につまずきを置く。彼は死ななければならない。それはあなたが彼に警告を与えなかったので、彼は自分の罪のために死に、彼が行なった正しい行ないも覚えられないのである。わたしは、彼の血の責任をあなたに問う。
21 しかし、もしあなたが正しい人に罪を犯さないように警告を与えて、彼が罪を犯さないようになれば、彼は警告を受けたのであるから、彼は生きながらえ、あなたも自分のいのちを救うことになる。」
(1テモテ 2:1-2)そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。2 それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。
(ローマ 8:26-28)御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。27 人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。28 神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。