私たちは主の愛の対象です
We’re The Object Of His Love
「正しい者の結ぶ実はいのちの木である。知恵のある者は人の心をとらえる。」(箴言11:30)
神が地上で最も大切にされているのは、人の魂です。聖書には、ヨハネ3章16節に、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」と書かれています。神は物(things)ではなく、人の世界を愛されたのです。私たちは神の愛の対象です。私たち一人一人は、主にとって、惑星や銀河よりも大切な存在なのです。
神には銀河を監督する天使もいれば、他の事柄について任命された天使もいます。しかし、最も名誉ある働きをしている天使は、人々の上に任命された天使であり、イエスのために死んだ魂の上に任命された天使です。あなたがクリスチャンとして、特に地元の教会でセルグループや保護団体、フェローシップを率いる人としてこのことを理解すると、あなたの優先は人々になるでしょう。
あなたは、「でも、私の仲間は3人しかいない!」と言うかもしれません。しかし、その数が少ないように見えるかもしれませんが、神にとっては、ある環境や特定の惑星、あるいは大陸のすべてのインフラを担当する人よりも、あなたの方がさらに重要なのです。神の栄誉の書(book of honours)においては、 新しく生まれていない国全体を治めている政治家よりも、神の家のセルリーダーがもっと価値があります。
マルコ福音書8章36-37節のイエスの御言葉を読んでみましょう。「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。自分のいのちを買い戻すために、人はいったい何を差し出すことができるでしょう」。これは、全世界、つまり宇宙のすべてが、一人の魂の価値とは比較にならないという意味です。その魂の価値とは、イエスの血潮と同じです。
もしあなたが地球上でたった一人の人間だったとしても、イエスはそれでもあなたのために、死ぬために来てくださったでしょう。主は私たちの人数が多いから来てくださったのではなく、私たちが神にとって価値ある存在だから来てくださったのです。だからこそ、神は誰でも滅びることを望まれないのです。
もし誰かが地獄に行くとしたら、それは神がその人を地獄に行かせたかったからではありません。神は人が地獄に行かないようにあらゆることを成し、これからも彼らが地獄に行くことを止めるために何でもされるでしょう。ただ、神は私たちに代わって選択することができないということです。なぜなら、神はあなたに決断する能力、つまり選ぶ権利という非常に重要な贈り物を与えてくださったからです。また、神は愛によって、あなたが何を選ぶべきかを先にいて教えてくださいました。それは、キリストにある命です(第一ヨハネ5:11)。
祈り
愛する父よ、主の愛はとても実際的であり、神聖です。主が私の救いのために支払った代価によって、私の真の価値を示してくださったことを感謝します。私は、自分がイエス・キリストの尊い血潮に値する者であることを知り、非常に喜んでいます。キリストの愛と救いの力の良い知らせを人に伝えるために、今日私は全力を尽くします。アーメン。
参照聖書
(ルカ15:7 AMPC) あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。
(ヨハネ3:16) 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。