2024年5月28日(火)
私たちの弁護者
Our Advocates

「私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯すことがあれば、私たちには、御父の前で弁護する方がいます。義なるイエス・キリストです。」(1ヨハネ2:1)

一部の人たちは、イエスが天に召されて以来、イエスは私たちに代わって御父に、私たちを憐れみ、罪を赦してくださるよう懇願していると言っています。それはまったく馬鹿げています。もしイエスが天に昇ってからずっとそうしておられるのなら、そもそもなぜイエスは私たちの罪のために死ぬために来られたのでしょうか?

イエス・キリストは私たちの弁護者です。イエスは御父とともにおられ、御父の側で私たちを弁護してくださるのです。イエスは、御父が私たちを罰しないように説得するために、御父に弁論を持ちかけるのではありません!イエスは御父の弁護士であり、私たちのために御父によって任命されたのです。

イエスは私たちの所有するものについて権利を主張するのを助けてくださる方なのです。イエスは私たちのために完成させた、イエスの死と葬りと復活のすべての重要な実在の中を私たちが歩むように見守ってくださるのです。父は私たちに反対側でおられるのではなく、むしろ私たちの告発者に対して私たちの弁護士としてイエスを雇われたのです。

告発者があなたを犯罪で起訴し、あなたの父親があなたのために最高の弁護士を雇ったと想像してみてください。イエス・キリストはその弁護士です。イエスは、御父の怒りからあなたを弁護するのではないのです。あなたの告発者は神ではないので、神は私たちを怒りに定められたのではないのです。「神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになったからです。」(1テサロニケ5:9)

神の民を告発するのは悪魔です。(黙示録12:10)しかし、神はあなたの弁護者としてイエスを雇ってくださったのです。しかし、聖霊もあなたの弁護者であることをご存知でしょうか?そうです。ヨハネの福音書14章16節で、イエスはこう言われました。「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。…」

詳細訳には、ギリシャ語の 「パラクレイトス(Parakletos)」から翻訳された 「助け主」という言葉の同義語が6つあり、そのひとつが 「弁護者 」です。聖霊はあなたの弁護者です。聖霊は、私たちを襲う力や状況と戦っている私たちを、ただ背後から見守っておられるのではなく、その戦いの真っただ中に入って来られ、私たちと共に指揮を執られるのです。聖霊は私たちの敵に立ち向かってくださるのです。

このことを決して忘れてはいけません。イエスは御父とともにおられる私たちの弁護者であり、聖霊は私たちとともにおられる御父の弁護者なのです。つまり、天には一人の弁護者がいて、この地上にはもう一人の弁護者が私たちの中にいて、私たちとともにいるのです。では、私たちは負けるはずがないでしょう。私たちが不利になることがあるでしょうか?それはありえないことなのです。

祈り
愛する父よ、父の恵みと、私のうちに働く父の義の力に感謝します!私を愛してくださり、天においても地においても、私が非難や咎めから解放されて生きるようにしてくださったことを感謝します。私は罪と罪意識から解放され、義の実を結び、今日も、そしていつも、キリストの愛を現しながら生きていきます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(ローマ8:34)罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしてくださるのです。

(へブル7:25)したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。

(ローマ8:26-27)御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。

(ヨハネ14:16)わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。