Understanding The Deep Things Of God

“しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。・・・”(ヨハネ16:13)

主イエス様は昇天される前、弟子たちにこう言われました。“ わたしには、あなたがたに話すことがまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐える力がありません。”(ヨハネ16:12) イエス様は弟子たちに何かを隠しておられたからではなく、当時には彼らがそのようなことを受け入れることができなかったからこう言われたのです。イエス様は神様の深い奥義と啓示で私たちを導くことを聖霊様に残しておかれました。今日の本文箇所で私たちが読んだことがまさにそれです。イエス様が言われたことのほとんどを理解するために、弟子たちは聖霊様が来られる時まで待たなくてはなりませんでした。それが何であったのでしょうか?

四つの福音書(マタイの福音書、マルコの福音書、ルカの福音書、ヨハネの福音書)は受肉された神様の御子の人生、すなわち十字架に行かれる前に主がなされたすべてのこと、主が行われたいやしと奇跡を列挙しています。聖書はそれらを記録した理由を私たちに教えてくれます。“しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。”(ヨハネ20:31) 四つの福音書は、まだ神様のいのちがなく、神様の御子であるイエス様に対する啓示が無かった人々のために記録されました。

詳しく見ると四つの福音書は、イエス様が十字架の上で死ななければならなかった理由とイエス様が死人の中からよみがえられた理由について私たちにあまり教えていません。その当時に暮らしていた人々はそのようなことを理解することができませんでした。イエス様がまもなく死なれると言われると、ペテロがこれに抗弁したことを覚えてください。(マルコ8:31-32) 神様の深みを私たちに明らかにしてくださるため聖霊様が来なくてはなりませんでした。第一コリント2:9-10は言います。“まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」 神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。”

聖霊様を通して、私たちはキリスト・イエスの中で私たちに惜しみなく与えられたものを発見します。四つの福音書が人間イエス様の人格について言ったのならば、ローマ書から始まった手紙書は私たちに関して言います。すなわちキリストの中で私たちが誰であり、主の中で私たちが持った力と相続が何であるかに関して教えてくれます!手紙書は聖霊様から生まれ、悪魔とこの世のすべての原理を超える新しく造られた者であるあなたについて、神様の絵をみせてくれます。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、私の心が知恵で溢れるようにし、霊的な実在について悟るようにしてくださり感謝します!聖霊様はキリストの中にある私の相続を知って掴むように私の考えを明るく照らしてくださいます。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖句
Ⅱテモテ2:15