祈りに励むこと
Travailing In Prayer
「私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。」(ガラテヤ4:19)
パウロがガラテヤのクリスチャンに宛てた手紙の第3章では、パウロは彼らが信仰のメッセージを真っ向から否定していることを指摘しています。彼らは、キリストにある恵みという単純なメッセージを捨てて、義と認められるためにモーセの律法を守ることにしたのです。彼らが偽教師の教えを受け入れていたことを知ったので、パウロは彼らを叱りました。「ああ愚かなガラテヤ人。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に、あんなにはっきり示されたのに、だれがあなたがたを迷わせたのですか」(ガラテヤ3:1)。
今日の教会にもそのような人たちがいます。彼らの最初は良かったのですが、間違った教理に耳を傾け、誤った方向に導かれてしまったのです。彼らは神の家で議論し、対立し、乱れ、無礼になり、手に負えなくなり、中には教会との交わりを完全にやめてしまった人もいます。
主の中にいる兄弟姉妹や家族全員が、神の御言葉の真理に従わず、頑固に、御霊の教えに反して歩んでいる場合、それは愚かな霊が彼らの心を支配しているからです。したがって、使徒パウロのように、今は、キリストが彼の中に形造られるまでは、再び産みの苦しみをする時なのです。
なぜパウロは、ガラテヤ人のために再び産みの苦しみをしなければならなかったのでしょうか。パウロは以前にも産みの苦しみをし、それによって、ガラテヤ人がキリストに出会ったのです。そして、彼らが真理から離れていっている今、再び産みの苦しみをすることにしたのです。この産みの苦しみとは、迷っている人、道を踏み外している人を救い、解放するためのとりなしの祈りを意味します。
そのような人のために、あなたができることは、とりなしと断食しながら祈ることなのです。キリストの命が彼らの中で優位に立ち、神の真理と義に完全に委ねられ、確立されるように祈りに励むのです。
今日の「…あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています」という御言葉は、キリストの命が彼らのうちに現われていないことを示しています。彼らは世俗的になり、間違った情報に基づいて生活し、信仰を破壊していたのです。ですから、世界中のキリスト教会の新しい改宗者や新しい信仰者のために、霊に基づいて熱心に祈ることを学びましょう。キリストに対する知識と啓示を高め、御言葉と聖霊の働きによって信仰が確立され、目的を果たし、人々をキリストに導くことができるように祈って下さい。
また、困難な時や迫害に直面している人、信仰が揺らいでいる人のために、主の霊によって人の内なる力が強められ、愛に根ざして地に足がつき、すべてのことにおいて主を喜ばせることができるようにイエスの御名で祈ってください。アーメン。
祈り
愛する父よ、祈りの祝福と特権、そして新たに改宗した人や信仰から離れてしまった人の心にキリストが形造られるまで、産みの苦しみをする機会を与えてくださったことに感謝します。今日も、今でさえも神の子どもたちのために祈ります。神の知恵が彼らの心を導いて支配され、王国のために義の行いができますように祈ります。また、彼らが愛に根ざし、愛に基礎を置いて、すべてのことに神を喜ばせることができますように。イエスの御名によってお祈りします。アーメン
参照聖書
(エペソ3:14-17)こういうわけで、私はひざをかがめて、天上と地上で家族と呼ばれるすべてのものの名の元である父の前に祈ります。どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、
(コロサイ1:9-11)こういうわけで、私たちはそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように。また、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように。また、神の栄光ある権能に従い、あらゆる力をもって強くされて、忍耐と寛容を尽くし、