2023年9月26日(火)
祈りに励む
Labouring Fervently In Prayers

「あなたがたの一人、キリスト・イエスの僕エパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼は、あなたがたが完全な者となり、神の御心をすべて確信しているようにと、いつもあなたがたのために熱心に祈っています。」(コロサイ4:12 新共同訳)

使徒パウロは、エパフラスを 「熱心に祈っている」人として挙げています。この 「熱心に祈る(labouring fervantly)」という二つの語は、エパフラスが実際に何をどのようにしたかを私たちがよく理解ができるように表現されています。この二つの言葉は、同じギリシャ語の 「アゴニソマイ(agonizomai)」という言葉から由来し、「戦う」という意味です。

ですから、今日の箇所はこう読むこともできます。「エパフラスは、あなたがたのうち一人で、キリストに仕える者ですが、いつもあなたがたのために祈りにおいて戦っています。」もしエパフラスが祈りにおいて戦っていたとしたら、彼は誰と戦っていたのですか?という疑問が出てきます。それは確かに神ではありません。そもそも彼が祈るように奮い立たせたのは神であるからです。神は祈りを聞き、それに答えてくださる方です。ですから、祈りにおいて戦っていた対象は、神ではないものです。

さて、エパフラスの祈りの目的から敵が誰か見当つきます。エパフラスの祈りは、コロサイのクリスチャンたちが、神の御心のすべてを十分に確信して立ち、あらゆることにおいて完全な者となるためでした。サタンという敵がいて、彼らが神の御心において十分に確信して立ち、あらゆることにおいて完全な者となるのを阻止しようとしているからです。サタンは、クリスチャンとしての彼らの成長を妨げようとしたのです。

パウロはエペソの6章12節で、悪魔の勢力について説明しながら、次のように言っています。「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」これらの邪悪な勢力とは、人の思考を暗くし、彼らを神の真理の道から逸らせているのです。

エパフラスがそうであったように、私たちも祈りによって人々のために戦わなければならないのです。私は今日、あなたがすべきことは、神の御言葉の光の中を歩んでいない人々、または信仰から外れている人々の名前を書き出して、祈りの中で彼らのために戦うことを強く勧めます。そうすると、驚くべき結果が得られることでしょう。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、私はまだ生まれ変わっていない家族や友人、世界中の人々の上にある闇の悪霊の影響を打ち壊します。私は、彼らの心が主に開かれ、栄光に満ちた福音の光が彼らの心に強く照らし、彼らのために備えてある救いの神の恵みを受け入れるように祈ります。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参照聖書
(コロサイ4:12)あなたがたの仲間のひとり、キリスト・イエスのしもべエパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼はいつも、あなたがたが完全な人となり、また神のすべてのみこころを十分に確信して立つことができるよう、あなたがたのために祈りに励んでいます。

(1テモテ2:1-4)そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。

(ガラテヤ4:19)私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。