2025年7月4日(金)
真の権威は神とその教会にある
True Authority Lies With God And His Church

「ただし、木の根株は残しておけと命じられていますから、天が支配するということをあなたが知るようになれば、あなたの国はあなたのために堅く立ちましょう。」(ダニエル4:26)

ダニエル書4章には、ネブカドネザル王が深く悩ませる夢を見たことが記されています。その夢の中で、彼はすべての生き物に住むところと食料を提供する、高く力強く成長した素晴らしい木を見ました。しかし、御使いのような存在が、その木を切り倒し、鉄と青銅で縛られた切り株だけを残すよう命じました。この夢は王を困惑させ、彼は神の預言者ダニエルに解き明かしを求めました。

ダニエルは、その木は王自身であり、王が「天が支配すること」を認めるまで(ダニエル4:26)、彼の誇りゆえに謙遜させられると明かしました。1年後、まだ悔い改めなかったネブカドネザルは狂気に襲われ、7年間、草を食べて野原を徘徊する動物のような生活を送りました。

ダニエル4章17節によると、この命令は「見張りの者たち」から出たものでした。「この宣言は見張りの者たちの布告によるもの、この決定は聖なる者たちの命令によるものだ。それは、いと高き方が人間の国を支配し、これをみこころにかなう者に与え、また人間の中の最もへりくだった者をその上に立てることを、生ける者が知るためである。」ここでの「見張りの者」とは、神の御心を執行する権威を持って、地上での事柄を監督するために任命された御使いのような存在を指しています。

ネブカドネザルは自分が世界を支配していると信じていましたが、天の支配を認めざるを得なくなりました。現代も同じです。他者に対して絶対的な権威を偽って主張し、自分の影響力が国家を支配する力だと錯覚している者は、真の権威が神と彼の天の王国にあることを理解していません。すべての権威は主にあるのです。神は教会を通して地上に裁きを執行されます。「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」(マタイ28:18)

私たちはこの世界で神の御心を実行します。「このすべての力はキリストから発しています。神はキリストを死からよみがえらせ、天の深き所に座らせ、宇宙のすべてを支配する権威を与えられました。銀河から政府まで、主の支配から免れる名も力もありません。そして、それは一時的なものではなく、永遠に続くのです。キリストはすべてを支配し、すべての最終的な決定権を持っています。この中心で、キリストは教会を支配しています。教会は世界の一部ではなく、世界が教会の一部なのです。教会はキリストの体であり、その中でキリストは語り、行動し、その存在で全てを満たすのです。」(エペソ1:20-23 MSG)ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、天が支配し、すべての権威が主にあるという確信に感謝します。この世界のすべての王国がイエス・キリストの主権に服従することを知り、私は喜びます。主の御心と目的が諸国に勝利し、主の権威が絶対的に支配することを宣言します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(詩編103:19)主は天にその王座を堅く立て、その王国はすべてを統べ治める。

(ダニエル7:13-14)私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。14 この方に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、彼に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。

(マタイ28:18-19)イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。19 それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、20 また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」