Beyond Healing

「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」(Ⅲヨハネ1:2)

ある人が次のような質問をしてきました。「神から癒された後に、その癒しを失うことはありますか?」 この質問に答えるには、ヨハネ5章に出てくる、イエスによって癒されたべテスタの池の、足なえの男性を見てみましょう。 イエスは、癒したその男性と、宮の中でまた会いました。そして次のように言われました。「・・・『見なさい。あなたはよくなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないともっと悪い事があなたの身に起こるから。』」。イエスのこの言葉は、先ほどの質問への回答になります。 人は、癒しを失い、さらには、癒される前よりもさらにひどい状態になる可能性があるということです。

これは、イエスが汚れた霊について言われたことと類似しています。「汚れた霊が人から出て行って、水のない地をさまよいながら休み場を捜しますが、見つかりません。 そこで、『出て来た自分の家に帰ろう』と言って、帰って見ると、家はあいていて、掃除してきちんとかたづいていました。 そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みな入り込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。・・・」(マタイ12:43-45)

神は、あなたが癒されること以上のものを見てほしいと願っています。癒しは一時的なものです。聖書の中で、イエスに癒してもらった人たちは、みな、生きてその後死んだのです。そのため、癒しの学校(Healing School)では、癒しを受けることができるだけでなく、どのように癒しを維持し、神聖な命の中で継続的に生きていくことができるかを教えます。癒しを受けるだけでは、十分ではないのです。神からの最高の贈り物は、あなたが神性として健康に生きていくことです。ある病気で癒しを受けた人が、他の病気の診断を受けて、再び病に陥る可能性があるのです。

ですから、最も大切なことは、神との生活、つまり、あなたの霊的な生活を生きることです。あなたは実際のところ、神と共にどのような暮らしをしていますか?これは癒しに関するのではなく、神の御言葉とあなたの暮らしとの関係に対することなのです。神の御言葉をあなたの源とし、また基盤としてください。御言葉のうちに、御言葉によって暮らしてください。そして、暮らしを通して、神に栄光を捧げることをおぼえてください。あなたの暮らしが神の栄光と義の道具となりますように。そうすれば、あなたはこの世で痛み、病気、罪、サタン、暗闇、死、そして世を乗り越え勝利の暮らしを生きることでしょう。ハレルヤ!

祈り
愛する御父よ、私の霊のうちに働く父の御言葉に感謝します。父の御言葉により、私の心は絶えず新しくされ、私は父の完全な御心の内に歩み、義の実を結んでいます。今日、私のうちにおられる御父をほめたたえます。御父の栄光が私の隅々まで満ちています。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参考聖書
イザヤ33:24 そこに住む者は、だれも「私は病気だ。」とは言わず、そこに住む民の罪は赦される。

Ⅰペテロの手紙 2:24 そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。