4月4日(月)
栄光の雲
The Cloud Of Glory

「イスラエル全家の者は旅路にある間、昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火があるのを、いつも見ていたからである。」(出エジプト40:38)

マタイによる福音書17章には、ペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人がイエスとともに変容の山にいたことが記されています。彼らがそこにいたとき、モーセとエリヤが現れ、突然、神の雲が彼らを覆いました(マタイ17:5)。この同じ雲は、出エジプト記13章21節、16章10節で言及されています(両方を参照してください)。

今日の御言葉の中に、驚くべきシナリオがあります。40年間、イスラエルの子孫たちは、昼は幕屋の上に、夜は火の柱として神の栄光の雲を見たというのです。これは本当に意義深いことです。なぜならイザヤ63章9節には、「彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた」とあるからです。

次の節では、主の臨在の前にいる御使いが御霊であることを教えています。「しかし、彼らは逆らい、主の聖なる御霊を痛ませたので、主は彼らの敵となり、みずから彼らと戦われた」(イザヤ63:10)。主はその栄光の雲の中で彼らと共におられた方でした。また、第一コリント10章1-2節でこう言っています。「そこで、兄弟たち。私はあなたがたにぜひ次のことを知ってもらいたいのです。私たちの先祖はみな、雲の下におり、みな海を通って行きました。そしてみな、雲と海とで、モーセにつくバプテスマを受け」。これは驚くべきことです。

さて、歴代誌下5章1-14節には、興味深い記述があります。ソロモンが神の神殿を建設したとき、祭司たちは神の箱を古い幕屋からソロモンが建設した新しい神殿に運び込むことになっていました。契約の箱が運び込まれたとき、同じように栄光の雲が神殿を満たし、祭司たちは雲によって聖所で奉仕することができないほどであったのです。ハレルヤ!

その栄光は今日もあなたの中にあり、あなたを覆っているのです。なぜなら、あなたは契約の箱を担い手だからです。神の御言葉はあなたの心に書かれているので、神の箱は今日、あなたの心の中にあります(エレミヤ31:33,ヘブル8:10)。栄光があるところに御言葉はあります。あなたが神の御言葉を人生の中に置いている限り、あなたはいつもその栄光の雲に覆われ、悪や世の中のあらゆる堕落から守られるのです。神をほめたたえます。

告白
私は栄光の霊である聖霊に完全に覆われています。その栄光を携えて私の世界に影響を及ぼしています。今も、その栄光は私の霊の中から輝き、私の体に浸透し、私の周りのすべてのものに影響を与えています。私は神の栄光の中に生きているので、この世の堕落や腐敗は私に何の影響も及ぼさないのです。ハレルヤ!

参照聖書
(歴代誌下5:11-14)祭司たちが聖所から出て来たとき、――列席したすべての祭司が各組の務めの順序にかかわらず身を聖別した。また、歌うたいであるレビ人全員も、すなわち、アサフもヘマンもエドトンも彼らの子らも彼らの兄弟たちも、白亜麻布を身にまとい、シンバル、十弦の琴および立琴を手にして、祭壇の東側に立ち、百二十人の祭司たちも彼らとともにいて、ラッパを吹き鳴らしていた。――ラッパを吹き鳴らす者、歌うたいたちが、まるでひとりででもあるかのように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた。そして、ラッパとシンバルとさまざまの楽器をかなでて声をあげ、「主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」と主に向かって賛美した。そのとき、その宮、すなわち主の宮は雲で満ちた。祭司たちは、その雲にさえぎられ、そこに立って仕えることができなかった。主の栄光が神の宮に満ちたからである。